ソフトバンクと東京大学、ICTを活用して障がい児の学習・生活支援を行うプロジェクトの協力校を募集開始
2021/1/20
ソフトバンク株式会社と東京大学先端科学技術研究センターは、ICT(情報通信技術)を活用して障がい児の学習・生活支援を行う実践研究プロジェクト「魔法のプロジェクト2021 ~魔法のMeasure(メジャー)~」の協力校の募集を、2021年1月20日から開始すると発表した。
・スーパービジョン(指導・助言)制の導入
「魔法のプロジェクト」で実践研究を重ね、ICTを活用した学習・生活支援に豊富な経験を持つ教員などが、スーパーバイザーとして指導や助言を行う仕組みを導入する。研修セミナーおよび指導・助言は遠隔会議システムを活用して参加することができ、研修セミナーの動画の視聴や内容の確認が可能だ。
・テーマ別研究会の設置
2021年度は「理解と定着のためのノートテイク」「知的障がいのある子の金銭管理」「社会生活のための自立した移動」「肢体不自由でテクノロジー機器の操作や活用が難しい子どものアクセシビリティ確保」の四つのテーマ別の研究会に継続して取り組む。なお、協力校の教員は任意で参加が可能。
・自治体が複数校を取りまとめて応募することが可能に
学校単位ではなく、教育委員会などの自治体が複数校を取りまとめて応募することが可能だ。これにより、自治体主導で専門性の高い教員が育成され、特別支援教育の質がさらに向上することが期待されるという。
■目的
■募集概要
(1)日本国内の特別支援学校、小中学校・高等学校の特別支援学級、小中学校および高等学校でインクルーシブ教育もしくは発達障がいの指導に取り組む学級および教育委員会、障害者職業能力開発校、障害者職業訓練校、障害者能力開発校
(2)特別支援教育の分野で臨床研究を行う大学および大学院(臨床研究を行う大学生または大学院生と、その研究対象者に携帯情報端末を貸し出す)
・募集期間:2021年1月20日~4月9日
・選考結果:2021年4月中旬までに、各応募者へ通知。
・実践研究期間:2021年4月1日~2022年3月31日(1年間)