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NTTデータら、NeuroAIの仮想脳モデルの活用によりTwitter動画広告の効果向上に成功

株式会社NTTデータと株式会社NTTデータ経営研究所は、人間の脳活動を推定する技術NeuroAIを利用し、Twitter Japan株式会社および株式会社NewsTVとともに、Twitterに配信する動画広告の効果向上を目指した共同研究を2020年6月から12月にかけて実施したと発表した。
本研究では、動画広告とTwitter上の広告効果データをNeuroAIで脳情報化・学習した「仮想脳モデル」を構築した。これにより、多様な動画広告クリエイティブの効果シミュレーションを通して、より効果的な動画広告の制作ができるようになるという。

実際のシミュレーション内容を元に動画広告を制作し、Twitter上で配信した結果、従来の標準的な動画広告に比べ以下の効果向上を確認することができたとのことだ。
(1)動画広告の再生率が23.6%向上
(2)動画広告のツイートに関するエンゲージメント(いいね・RT等)が35.3%向上
この結果から、NeuroAIの仮想脳モデルを用いたシミュレーションによる広告動画制作の有効性が確認できた。今後NTTデータグループは、効果の高い動画広告制作を目指す企業に向けたトライアルサービスの提供を2021年2月より開始し、次世代広告最適化技術としての実用性を高めていくという。

■背景

昨今の動画広告市場はスマートフォンの普及とともに毎年1.5倍程度の成長を続けている。こうした中、無数にあふれる動画の中から、注目を集める動画広告の制作が大きな課題となっている。NTTデータグループでは、これまで定量化が困難であった動画・音楽などのクリエイティブ作品を、定量的に評価し改善に生かす技術として、人間の「脳」の活動に着目し、脳情報をシミュレーションするNeuroAIの研究・事業開発に取り組んできた。このNeuroAIを利用することで、デジタル広告の効果向上に貢献できるかを検証するため、全世界で1億8,700万にものぼるmDAU(収益化が可能なデイリーアクティブユーザー)を抱え、RT(リツイート)をはじめとした拡散力を持つTwitter社の協力を得て共同研究を行ったとのことだ。

■研究内容

目的
NeuroAIの利用によるTwitter動画広告の制作プロセスおよび効果向上の検証

各社の役割
・NTTデータ、NTTデータ経営研究所:
企画・設計、NeuroAIによる広告効果予測モデル構築・シミュレーションの実施・検証用動画広告制作・出稿後の効果データ分析
・Twitter Japan:
過去素材の各種広告効果指標データ準備、検証用動画広告出稿、検証結果データ提供
・NewsTV:
シミュレーション結果に基づく新規動画広告制作

対象データと指標
(1)動画広告素材:アプリゲームの動画広告264本(2020年1-6月配信分)
(2)広告効果データ:以下3つの指標をターゲットに設定
・再生率(3秒再生数/動画広告再生開始数):視聴者が動画広告をスキップせずに再生する割合
・エンゲージメント率(エンゲージメント数/インプレッション数):視聴者が「いいね・リプライ・RT」等を行う割合
・インストール率(アプリインストール数/動画再生数):動画を見たユーザーがアプリをインストールした割合

検証プロセス
(1)仮想脳モデルの構築:動画広告視聴時の脳活動情報をNeuroAIで予測し、この脳情報と広告効果データの関係を学習した仮想脳モデルを構築。
(2)シミュレーション:仮想脳モデルを利用して、膨大なクリエイティブ候補から高い効果(ターゲット指標)が期待できるクリエイティブフラグメント(1秒単位)を抽出。
(3)制作:抽出した「効果的なクリエイティブの仮説」を元に15秒程度の動画(音声無し)として人手で制作・編集を実施。
(4)出稿:仮説を元に制作した広告動画を、平均的な効果を持つ既存素材と合わせ同条件でテスト配信
(5)効果確認:テスト配信結果を統計分析し確認
出典元:プレスリリース
研究成果
Twitter上の広告動画で、再生率向上からインストール率向上まで幅広く実現できることを確認した。
(1)再生率:高いと予測された2つの動画広告案において、既存の動画広告と比較し23.6%、15.0%、それぞれ有意に向上
(2)エンゲージメント率:高いと予測されたうちの1つの動画広告案が35.3%有意に向上
(3)インストール率:高いと予測されたうちの1つの動画広告案で向上
出典元:プレスリリース

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