ENECHANGE、VPP(仮想発電所)市場に参入
2021/2/9
ENECHANGE(エネチェンジ)株式会社は、VPP(仮想発電所、バーチャルパワープラント)市場向けサービスの第一弾として、VPP市場に参入するアグリゲーター向けに、デマンドレスポンスリソース(DRリソース)のマッチングプラットフォーム「エネチェンジ DR」のサービスを開始すると発表した。
この冬の寒波に伴う電力需要増加の影響もあり、JEPX電力市場価格の高騰し電力需給がひっ迫。加えて再生可能エネルギーの導入増加で起こり得る急激な出力変動により、需要家側の電力抑制やピークシフト需要は増加することが見込まれている。リソース資源となる防災用自家発電装置や大型蓄電池の2015〜2019年度の5年間の設置台数は、防災用自家発電装置が約33,000台、大型蓄電池累計が約35,000台、設置容量は合計で約565万kWと原子力発電所約6機分にのぼる。老朽化した防災用自家発電装置を大型蓄電池へリプレースすることで蓄電池の普及が拡大すれば、再生可能エネルギーの有効活用にも繋がり、脱炭素社会の実現に近づくものと期待しているという。「エネチェンジDR」は、電力不足時の供給機能のひとつとして電気の安定供給の一助になることを目指すとともに、リソース所有者にも新たな収益源を提供できるようサービスの拡大を実現するとのことだ。
■エネチェンジDRサービスの概要
≪エネチェンジDR:登録からデマンドレスポンス発動までの流れ≫