出光興産、超小型EVなどの次世代モビリティ・サービスの開発を行う新会社を設立へ
2021/2/17
出光興産株式会社は、株式会社タジマモーターコーポレーション(以下、タジマモーター)と、超小型EVなどの次世代モビリティおよびサービスの開発を行う、「株式会社出光タジマEV」を2021年4月に設立すると発表した。同社のSSネットワークおよび素材開発技術と、タジマモーターの車両設計の技術を融合し、移動に関する潜在的ニーズに応える、超小型EVを核とした、新しいカテゴリーのモビリティを提供するとのことだ。
出光興産とタジマモーターは、公共交通機関が脆弱な地方部に着目し、実証を重ねてきた。この実証を通じ、地方部に限らず、様々なエリアにおいて、異なる移動手段に対する多様なニーズがあることを確認したという。出光タジマEVは、以下のようなターゲット層に対し、新しいカテゴリーのモビリティを提供することにより、多様な移動に対するニーズに応える。これにより年間100万台相当の新たな需要を創出することを目指す。
■新たな移動手段やサービスを求めるターゲット層
■新しいカテゴリーのモビリティの開発
また、シェアリングや定額で利用可能なサブスクリプションや、変化する利用者のニーズに合わせたMaaSを開発し、この超小型EVと合わせて、全国6,400ヵ所の系列SSネットワークにて提供。さらに今後は、系列SSで展開している電力販売と超小型EVを組み合わせた新たなサービスの開発、高齢者の運転状況を見守る仕組み、個々の車両を蓄電池と見立てた分散型エネルギーシステムの構築、車両・バッテリーのリサイクルシステムなど、新たなモビリティサービスの開発に取り組むとのことだ。