都内マンションの価格・暮らし・リスク情報を提供する「不動産ビッグデータ可視化サービス」がローンチ

エステートテクノロジーズ株式会社は、都内10万件のマンションについて、リアルタイムの相場価格、利便性や子育てしやすさなどの暮らし情報、犯罪や自然災害などのリスク情報を、網羅的に分析し無償で提供する、不動産ビッグデータ可視化サービス「Dr.Asset マンションリスク(β版)」を2021年2月22日ローンチすると発表した。

■サービス概要

「Dr.Asset マンションリスク(β版)」は、アフターコロナ・新生活を見据えてマンション購入を検討している人も、コロナ前後の市況を観察しながら投資を行う不動産投資家も使うことができる。コロナ禍の影響で、不動産市場の行方を不安視する声もあった一方で、日本の、とくに都心部のマンションは国内外からの信頼が厚く、引き続き堅調な伸びを続けているという。「Dr.Asset マンションリスク(β版)」は、アフターコロナの新生活を強力にサポートし、中古マンション流通市場の可視化・透明化・活性化に貢献するサービス。23区の10万件のマンションについて、相場価格のリアルタイム分析(日時更新)、立地エリアの利便性・子育て・人口増減といった暮らし情報、治安・震災・水害といったリスク情報など、合計6分野18項目のレイティングデータおよび詳細な解説を無料公開している。また、実際の売買に直結する情報も手に入る。希望するマンションの売出中の物件情報を一覧で見ることができる他、同マンションで新たに別の部屋が売り出された場合に通知を受け取ることも可能。さらに、気に入った条件のマンションがあった場合に、近隣で似た条件の物件を探すことも可能だ。

■各データの分析手法紹介

価格分析
「等高線価格推定」という独自の分析手法を用い、約200万件にのぼる売買成約情報の他、賃貸履歴などのビッグデータを活用し、相場価格と比較した「割安価格」「割高価格」の提示、賃貸に出した際の「賃料・利回り予測」など、売買判断に必要不可欠な情報を公開している。

暮らし分析
マンションから徒歩圏内にある商業施設・公共施設を一覧で表示するとともに、それら主要な施設(コンビニ・スーパー・飲食店・銀行・郵便局・公園・保育園・小中学校など)の「網羅性」「近さ」から利便性を総合的にレーティングしている。また、若い夫婦およびファミリー層にとっては重要な指標となる「子育てしやすさ」も独自に分析。行政が公開する「待機児童数」だけでなく、民間機関が毎年算定する「新規入園決定率」も加味して、子育てしやすさをレーティングしている。さらに、そこに住む人にとっても不動産投資家にとっても、エリアの「将来の発展性」は重要だ。エリアの発展性の指標となる「人口増減」を、過去10年の人口増減データ開示と、将来10年の人口増減予測で分析している。

リスク分析
マンション購入を検討する際、不動産会社などで「リスク」について教えてもらえることは殆どないという。このように明るみにされにくいリスクについても、公平透明に情報提供している点が「Dr.Asset マンションリスク」の最大の特長とのことだ。具体的には、近隣の町丁目での「犯罪発生履歴」を公開して治安を分析している他、日本に住まう以上は逃れられない「震災リスク」、「水害リスク」についても、行政データをもとに公平透明に分析しレーティングしている。

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