長野県、移住・テレワーク・副業促進プロジェクト「信州移住ラボ」を開始

長野県は、県内への若年世代やクリエイティブ人材の移住・リゾートテレワーク(ワーケーション)促進のため、リアルさを追求し、移住に関する情報発信を行うプロジェクト「信州移住ラボ」を2021年2月24日に開始した。

仕事・暮らし・コミュニティなど、長野県のリアルな情報発信を行いその魅力を広く周知することで、二地域居住、副業・兼業、リゾートテレワーク(ワーケーション)などの実践先として⻑野県が選ばれるためのブランディング推進に繋げていく。

■「信州移住ラボ」発足の背景・コンセプト

新型コロナウイルス感染症による社会情勢の変化に伴い、ウィズ・アフターコロナ社会における地方への関心が更なる高まりを見せている。長野県では、移住や⼆地域居住の実践先として⻑野県が選ばれるきっかけに繋げるべく、「社会人を対象としたUIJターン促進事業」や、県外のIT人材・企業に県内に住んで仕事をする機会を提供する「おためしナガノ」などの支援策を提供している。

今回、新たに若年世代やクリエイティブ人材を主なターゲットとし、移住・テレワーク・副業促進プロジェクト「信州移住ラボ」を開始し、移住の課題や疑問に向き合うコンテンツを制作、発信していく。特に、自身が高い発信力と創造性を有する、クリエイティブ人材は、地域の活力創出に寄与することが期待できることから、本事業のメインターゲットとして想定しているという。人を動かすには、生の声を通した「リアル」さが重要だ。ターゲットであり本来情報を受け取る側のクリエイティブ人材を「発信者」とし、コンテンツを制作・発信する。そうすることで、発信されていく情報の質を「リアル」にしていき、発信者と同じように移住への関心を持つ、クリエイティブ人材を動かすとのことだ。

<「信州移住ラボ」コンセプト>
移住をすることは、住む場所だけでなく、「時間の使い方」や「付き合う人」など、人生自体を変えることだ。仕事・暮らし・コミュニティなど、長野のリアルな情報発信を通して、若年層・クリエイティブ人材の移住の答え探しをサポートする。

■「信州移住ラボ」概要

今年度、本プロジェクトでは移住に関する疑問・悩みに向き合うコンテンツを制作、発信していく。2021年3月中旬までに4つの記事コンテンツを制作し、長野県が今年3月に新たに開設する移住関連情報の総合サイト「SuuHaa(スーハ―)」と二地域居住者向けサイト「ニブンノナガノ」、クリエイティブ人材に多く支持されているメディア「CAIXA -好奇心を入れる箱-」で公開予定だという。なお、コンテンツ制作には、全国ローカル地域の情報発信に強みをもつ編集者集団(株)Huuuuが参画。コンテンツは、長野県知事 阿部守一氏への「長野県への移住」に関するインタビューをはじめ、トラックメイカー・コミュニティビルダーなどの多様な移住事例を紹介し、従来の移住促進施策にはない、リアルな切り口で情報発信するとのことだ。

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