伊藤忠テクノソリューションズとグッドパッチ、デザインと開発の力でDX推進を目指し協業
2021/3/2
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)と、株式会社グッドパッチは、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進支援事業で協業すると発表した。その第一弾として、DXを素早く実現するための知見を集約した、DXプロトタイプを作り出すプログラム「Transfer Starter」の提供を開始する。
■協業の背景と両社が取り組む意義
こうした背景を踏まえ、両社は、大手製造業などに対してデジタル技術を活用した製品やサービス開発を支援する共同プロジェクトに取り組んできた。その中で、実現性を加味した顧客起点の製品やサービスの設計力及び、ステークホルダーの巻き込みの2点が大きな障壁となっていることが明らかとなってきたという。
本協業では、顧客を起点とした製品やサービスのUI/UXデザインに強みを持つグッドパッチと数多くのテクノロジーソリューションを抱えているCTCの技術コンサルティング力と開発力を掛け合わせた製品やサービスを設計・実現する。また、共感を引き出すストーリー作りと製品やサービス価値の具現化を行うことで、ステークホルダーを巻き込みDX推進力を高めた支援を行うことが可能になるとのことだ。
■両社協業により生み出されたDXの基本アプローチ
①知る
期間:1〜2日程度
概要:デザイン思考やアジャイル開発など、DXの取り組みの全体像をチームメンバーで理解する
②体感する
期間:1.5ヶ月〜3ヶ月間程度
概要:プロダクト開発の方法を体感しつつ、DX変革の起点となるプロダクトや企画のアイデアを固め、社内外含めたステークホルダーの理解と共感を得る
③助走をつける
期間:3ヶ月〜半年程度
概要:さらに詳細なプロダクト開発のビジョン策定・実現性の確認を行い、本格的な開発の準備を整える
④走り続ける
期間:半年〜(要相談)
概要:何が必要か最小限の実行可能な製品の定義と、ビジネス課題の解決にどのような効果をもたらすかを明らかにし、迅速な製品の上市を実現する