社内資料から学習データなしでチャットボットを生成できる「新AIモデル」がPoC利用受付を開始
2021/3/17
株式会社Studio Ousiaは、最先端自然言語処理技術を搭載した新AIモデルSōsekiがオープンベータに入り、企業からのPoC利用受付を開始したと発表した。また、Sōsekiを搭載したDemoを3/16-3/20にオンラインで開催されるSXSWに出展する。
■高精度で意味抽出ができる、事前学習済みモデルSōseki
また、2020年12月に開催されたEfficient Open-Domain Question Answering CompetitionにおいてはSystems under 6GB trackにてFacebook社についでランキング2位となったという。
Sōsekiの回答精度は、高い意味抽出能力によるもの。これは言語モデルが獲得している言語知識に加え、Wikipediaなどに蓄積されている世界知識も獲得できるディープラーニングモデルによって実現したとのことだ。
■Sōsekiを使えば、社内文書からボットをすぐに生成できる
・Sōsekiは事前学習済みモデルのため、教師データを準備する必要がない。
・SōsekiはSDKとして提供され、あらゆるシステムと連携することができる。
・オプションとして提供される文書検索WEBアプリを利用することで、すぐに利用を開始することができる。
Sōsekiは既に小売りでのマニュアル検索支援、水道設備会社での技術文書検索、IT企業での社内文書検索の利便性を高めるツールとして提供しているとのことだ。