メルペイ、「後払い決済サービスに関する実態調査」を実施
2021/3/23
株式会社メルペイは、購入代金を後から支払うことができる後払い決済サービスの認知・利用状況について、後払い決済サービスの利用者・非利用者、総計800名を対象に「後払い決済サービスに関する実態調査」を実施し、結果を発表した。
【調査概要】
調査時期:2021年3月13日(土)~3月15日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国、10~50代、男女800名
(後払い決済サービス利用者/非利用者)
■調査結果詳細
・後払い決済サービスは、約4人に1人が利用している。
商品の購入やサービスを利用する際に、普段使用している決済手段として23.3%が後払い決済サービスと回答し、約4人に1人が利用していることがわかった。
新型コロナウイルス感染症拡大の前(2020年1月頃)と現在を比べ、50.5%と過半数がキャッシュレス決済(電子マネーやQRコード等決済)や後払い決済などを利用する頻度が増えたと回答。
年代別に見ると10代男性が51.3%、10代女性が52.5%、20代男性が57.5%、20代女性が58.8%と特に10代、20代の変化が大きいことが判明した。
・後払い決済サービスにおいて、認知・利用率ともに「NP後払い」がもっとも高く、「メルペイスマート払い」が続く。一方、年代別に見ると「メルペイスマート払い」が若年層(10代〜20代)で認知、利用率共に1位に。
「NP後払い」が認知(32.4%)、利用(25.6%)とももっとも高いことがわかった。「メルペイスマート払い」は、これに次いで、認知(29.5%)、利用(17.0%)ともに2番目に高いことがわかった。
さらに、年代別の後払い決済サービスの認知・利用を比較すると、10代・20代の約36%が「メルペイスマート払い」を認知しており、若年層の利用や認知率がもっとも高いことがわかった。
非利用者のうち29.3%が「利用金額を把握しにくいから」という理由で後払い決済サービスを利用しないと回答する一方、利用者のうち23.3%が「利用金額を把握しやすい」ことがメリットだと考えていることがわかった。非利用者の懸念点である使いすぎの不安に関して、利用者と認識のギャップが大きく、今後、実際に利用することで印象が変わっていく可能性があることが伺えるという。
後払い決済サービス利用者・非利用者に、商品購入をする際、今後も利用を継続したい(新たに利用してみたい)決済手段について質問したところ、後払い決済サービスに関して利用者の36.5%が継続利用意向がある一方、非利用者の新規利用意向は3.3%と最も低い結果となった。今後利用者と非利用者の認識のギャップが解消されることにより、他の決済手段に比べて利用が拡大する余地が大きいと推測されるという。
・クレジットカードの保有有無に関わらず、後払い決済サービスを利用するシーンとして「日常の生活必需品などの買い物」が回答の上位に。一方で、クレジットカード非保有者は体験系消費での後払い決済サービスの利用が多い傾向。
後払い決済サービスを利用するタイミングについては、クレジットカード保有者(62.8%)、非保有者(60.2%)ともに「日常の生活必需品などの買い物」がもっとも多い回答。
一方で、クレジットカード非保有者は「英会話など学習系のサービス利用」や「旅行、映画やイベントやライブなど趣味体験のため利用」の項目でクレジットカード保有者より後払い決済サービスを利用する割合が高く、日常生活以外の体験消費での利用が多い傾向であることが伺えるという。
・後払い決済サービス利用者のうち、クレジットカード保有者について、クレジットカードの平均月間利用金額は1〜3万円がもっとも多いが、後払い決済サービスは3,000円未満との回答が多く、少額決済での利用が顕著。
後払い決済サービス利用者のうち、クレジットカード保有者について、クレジットカードと後払い決済サービスの利用金額について質問したところ、クレジットカードの平均月間利用金額が1〜3万円未満という回答がもっとも多いのに対し、後払い決済サービスは3,000円未満との回答がもっとも多く、少額な決済において後払い決済サービスを併用していることがわかった。
後払い決済サービスの利用者が非利用者に比べて「流行に敏感である」が19.8%高く、情報感度の高い利用者が多いことが判明した。