今回の「遠隔バスケットボール教室」は、都市部から離れた場所で運営されるバスケットボール教室の指導に対して、2020年度からB1(1部)に昇格した広島ドラゴンフライズのスクールコーチなどが遠隔地から様々な技術を活用して指導支援を行う。広島県内におけるバスケットボール教室のほとんどが、広島市や廿日市市などの都市部に集中しており、山間部や島しょ部での受講が難しい状況がある。また、広島県は女性の健康寿命が全国ワースト1位(2016年に厚生労働省が発表)であるが、広島ドラゴンフライズの昇格によりバスケ熱が高まっており、かつ、プレイヤーの女性比率が野球やサッカーに比べて非常に高いバスケットボールは地域課題の解決に最適といえるという。
5GとdOIC(ドコモオープンイノベーションクラウド)を活用したMEC(モバイルエッジコンピューティング)技術を活用した低遅延映像/音声伝送技術、VRを活用したプロ選手の目線による指導コンテンツ視聴、教室実施の様子をストリーミング配信することで、家族/親族が指導を受ける様子を見学するだけでなく、受講者が帰宅後や後日に復習として自身の動きや指導内容をアーカイブで閲覧することができる環境を提供する。
なお、今回の「遠隔バスケットボール教室」は、広島県とドコモによる「ひろしまサンドボックス PITCH TRIAL」の一環として実施した。
ドコモ中国支社側(様々な技術を活用して遠隔で広島ドラゴンフライズ浦社長、岡崎GMが指導)
広島テレビホール側(プロ選手のVR映像や4K360度ライブカメラなどを活用してスクールを実施)