凸版印刷、多言語AIサイネージを東北4県のターミナル駅に提供開始

凸版印刷株式会社は、多言語AIサイネージ「BotFriendsVision」と、遠隔接客機能を追加した「BotFriendsVision+」を開発・運用し、駅や公共施設、商業施設における案内接客業務のデジタル化に取り組んできた。今回、東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)が東北6県で初めて合同で行う広域デスティネーションキャンペーンにて、仙台駅・盛岡駅・秋田駅・新青森駅の4駅に「BotFriendsVision」と「BotFriendsVision+」を2021年4月1日より提供開始すると発表した。なお、音声認識による方言の認識精度の検証も本取り組みにて実施を行う予定だ。

■特長

・AIと人によるハイブリッド接客を実現
よくある質問に対しては、多言語AIチャットボットによる自動応答で無人化。AIによる自動応答でカバーすることが難しい複数の話題にわたる質問や、イベント開催等と連動させた案内に対しては遠隔地からネットワークを介して有人による案内を行うなど、AIと人がコラボレーションしたハイブリッド接客が可能だ。標準機能では、凸版印刷オリジナルバーチャルキャラクターである「小石川 彩」が質問に回答する。本取り組みでは、JR東日本向けに制作したオリジナルキャラクター「陸奥 めぐ」を用いて、仙台・盛岡、秋田、新青森の4駅にて案内を行う。

・利用シーンに合わせて複数パターンの接客方法を実現
①バーチャルキャラクターを介した遠隔接客
イベントやキャンペーン等ではバーチャルキャラクターを遠隔から操作することで、利用者との対話を楽しんでもらえるような演出が可能。
②案内係の映像と音声を繋いだ遠隔接客
案内係の映像と音声および地図などの画像を「BotFriendsVision+」筐体へ配信し、利用者の映像と音声を内勤室やお客さまセンターに設置したPCへ配信することで、遠隔地からの接客案内を実現。同時に案内係へはAIによる回答アシスト機能を提供し、利用者への案内業務をサポートする。
③案内係のスマートフォンやコールセンターへ入電を行う遠隔接客
追加オプション機能として、IP電話機能を内蔵することで、案内係の持つスマートフォンやコールセンターへ直接入電することも可能となった。

・バリアフリーに配慮した筐体設計を実現
公共・商業施設への導入設置を考慮し、バリアフリーに配慮した筐体設計を実現。音声に関しても、専用スピーカーを内蔵する事で騒音環境下でも聞き取りやすい音声案内を実現した。

・非接触型タッチパネルフレーム「CleanTouch」を採用
非接触型タッチパネルフレーム「CleanTouch」は画面に触れることなくタッチコンテンツの操作が可能なセンサーデバイス。表示画面とセンサーガイドとの距離を保つことで、画面内に入った指の位置を検知し、ポインタトリガーを出すことで画面上の操作位置を認識する。タッチポイントは10ポイントを実装しているので、画像のピンチ拡大・縮小など、多点操作にも対応している。
出典元:プレスリリース

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