AIコーディネート提案アプリ「XZ」、EC・店頭接客のOMOソリューションを「ららぽーと」で実施

株式会社STANDING OVATIONが運営する、AIコーディネート提案アプリ『XZ(クローゼット)』は、手持ち服を活かす着回しコーデ提案エンジンを活用したEC・店頭接客のOMOソリューションを三井不動産株式会社と共同開発。2021年3月18日に「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」にオープンした「LaLaport CLOSET(ららぽーとクローゼット)」にて実証実験を開始したと発表した。

XZは以前から、三井不動産株式会社が運営する、三井ショッピングパーク公式通販サイト「Mitsui Shopping Park &mall(アンドモール)」との取り組みを実施しており、AIスタイリストが顧客の手持ち服を使った着回しコーデを提案して商品購買率を向上させる施策を行ってきた。2021年3月18日に「ららぽーとTOKYO-BAY」にオープンした「LaLaport CLOSET」では、「LaLaport CLOSET」内の新品商品(テナント横断のMIXブランド)と手持ち服を組合せた着回しコーデを提案して、店舗での試着を促し、「&mall」での購入に繋げる。手持ち服+新品商品の着回しコーデをオンライン(EC)とオフライン(リアル店舗)の垣根を超えた融合「OMO:Online Merges with Offline」で提案し、新たなショッピング体験を提供するとのことだ。

■「LaLaport CLOSET」での新たなショッピング体験

・顧客の手持ち服を見える化、手持ち服を見ながらの接客体験
出典元:プレスリリース
「LaLaport CLOSET」では、訪れた顧客の手持ち服をタブレットで閲覧しながら接客を行うことができる。これまでの接客では把握しきれなかった顧客の手持ち服を見える化することで、”個客”に合わせた質の高い接客・提案ができるようサポートする。表示される手持ち服は、過去に「&mall」で買い物した購入履歴だけではなく、「ららぽーと」施設内で当日購入した商品や、当日着用している服、持込んだ服を代行登録してデジタル化するサービスも展開するため追加の登録が可能だ。また、持っている服に似ているアイテムを手持ち服としてその場で登録することもできるため、「ららぽーと」施設内や「&mall」で商品を購入したことがない人でも利用できるとのことだ。

・「LaLaport CLOSET」内の新品商品+手持ち服を使ったコーディネート提案(ブランド横断MIX)
出典元:プレスリリース
「LaLaport CLOSET」内にある商品についたQRコードを読み込むと、XZのAIスタイリストがブランド(テナント)横断MIXの新品商品と顧客の手持ち服を組合せたコーディネートを提案する。新品商品と手持ち服を一緒に組合せて表示することで、自宅のクローゼットの中にある手持ち服と合わせたときの着用イメージが沸きやすくなるという。AIスタイリストは、新品商品と手持ち服を組合せたコーディネートを”瞬時”に”豊富”に提案することで”接触を軽減する接客”をサポートし、顧客は手持ち服に合う商品を買い足すことで着回しのバリエーションを増やすことができる。

・気になる商品はその場で ”試着”、ECへ誘導し ”あと買い”も促進
出典元:プレスリリース
コーディネート提案では、「LaLaport CLOSET」内にある商品と「&mall」内にある商品を使用しているため、店頭に在庫がある商品はその場ですぐに試着ができる。気になってはいるがその場で購入に至らなかった商品は、QRコードで顧客に商品情報を渡すことが可能。後日ゆっくりと手持ち服との着回しコーデを確認することで、購入の再検討や、あと買いを促進することができるという。

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