Apple、すべてのAppを対象にユーザーのトラッキングやユーザーのデバイスの広告識別子へのアクセスについてユーザーの許可を求められるように

Appleは、近日中に予定されているiOS 14.5、iPadOS 14.5、およびtvOS 14.5の正式リリースに伴い、すべてのAppを対象に、ユーザーのトラッキングやユーザーのデバイスの広告識別子へのアクセスについて、AppTrackingTransparencyのフレームワークを通じてユーザーの許可を得ることが求められると発表した。

トラッキングを有効にする許可をユーザーから得ない限り、デバイスの広告識別子の値はすべてゼロになり、トラッキングすることはできないという。

Appを審査に提出する際は、その他のいかなるトラッキングの形態(名前やメールアドレスによるトラッキングなど)についても、 プロダクトページの「App Storeプライバシー情報」セクションで開示する必要がある。AppTrackingTransparencyを通じてユーザーの許可が得られた場合に限り、これらのトラッキングが認められる。また、App Store Reviewガイドライン5.1.2(i)に従い、ユーザーをトラッキングする理由を説明した目的文字列をシステムプロンプトに記述する必要がある。これらの要件は、 2021年4月26日以降、すべてのAppに適用されるとのことだ。

個別のユーザーを識別する意図でデバイスや使用状況に関するデータを収集することやフィンガープリンティングは、引き続きApple Developer Program使用許諾契約違反となる。

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