PwCコンサルティングと理研数理、企業と顧客の「幸せ」を中心としたサステナブルな関係性を構築する「幸福度マーケティング」領域で協業開始

PwCコンサルティング合同会社と、理化学研究所の数理技術を活用し産学連携による社会課題解決を促進する株式会社理研数理は、幸福度マーケティング領域における協業を開始すると発表した。

SDGs、サステナビリティ、パーパス・ドリブンといったテーマで活発な議論が展開される昨今、企業が持続的に成長するためには、企業が顧客の「幸福」にコミットし、経済的利益と社会的利益を同時に最大化することが求められるという。このような背景の下、PwCコンサルティングは、企業と顧客の「幸せ」を中心とした長期的でサステナブルな関係性を構築する「幸福度マーケティング」を提唱し、幸福学研究の第一人者である前野隆司氏と協業し、「幸福度マーケティング」を実現するソリューションを提供している。

本協業は、PwCコンサルティングが提供する幸福度マーケティングソリューションに、理研数理の高い演算処理能力や理化学研究所の知見を基にしたデータ分析支援、そして幸福度向上に資する新規事業創出のアイディエーション支援を加えることで、クライアント企業支援の付加価値を高めるもので、両社共同プロジェクトも実施する。これにより、「富岳」を含む数理技術による幸福度メカニズムの解明および理化学研究所が有する技術シーズに幸福度の観点を取り入れた新規事業創出の支援を目指す。具体的には、「幸福度マーケティング」の企画・実行段階における5つのステップ、(1) コンセプト検討・幸福度測定、(2) 幸福度・LTV(Life Time Value、顧客生涯価値)向上メカニズム特定、(3) KPI策定、(4) 世界観・施策設計、(5) 実行・ケイパビリティ構築、のうち、以下2つの領域に両社で取り組む。

1.「(2) 幸福度・LTV向上メカニズム特定」における、「富岳」を含む理化学研究所の数理技術を活用した、顧客の幸福度と、短期的な感情、健康状態、脳の状態、表情や行動等との間のメカニズムの解明。これにより、さらに高精度な幸福度メカニズムの解明が可能になる。

2.「(4) 世界観・施策設計」における、理化学研究所の技術シーズを活用したマーケティング施策のアイディエーションおよび施策設計。これにより、新規性の高い幸福度向上に資する新規事業創出支援が可能になる。
出典元:プレスリリース

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