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応用脳科学コンソーシアム、脳情報をベースに評価・探索・予測するAIの研究開発を本格的に開始

「一般社団法人応用脳科学コンソーシアム(Consortium for Applied Neuroscience、以下、CAN)」は、新たに、高砂香料工業株式会社、株式会社竹中工務店、株式会社三井住友フィナンシャルグループの参加を得て、旭化成株式会社、アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社、株式会社NTT データ、株式会社NTT データ経営研究所、DIC株式会社、の異業種企業計8社は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)脳情報通信融合研究センター(CiNet)などの研究機関や大学などと連携し、人間が五感を通じて統合的に感じる価値を感性価値として、脳情報をベースに評価・探索・予測するAIの研究開発を本格的に開始したと発表した。
まずは、①視覚と嗅覚のクロスモーダル価値、②視覚と触覚のクロスモーダル価値、③空間感性価値、④コミュニケーションにおける感性価値、などに関して脳科学とAIの融合研究によるAIの開発を行なう。

CANでは今後、設立の趣旨に同意し参加する企業を様々な異なる分野から広く募集し、さらなる研究開発の道のりを模索していく予定だという。

■研究開発の背景

人間は多くの場合、視覚を中心に聴覚、さらに触覚、嗅覚、味覚など五感を通じて人間の外からの様々な環境変化の情報を脳に入力し、その変化に対応するために脳がその情報を認知し、様々な選択肢の中から意思決定を行ない行動に移す。日常生活において脳に入力される情報は、時間の経過や環境によって異なることがわかっている。そして、同じ入力情報でも、個人の知覚センサー特性、本能的・経験的・学習的な脳特性によってその処理が異なり、異なる意思決定、異なる行動を引き起こすことがあるという。一方、現在、企業は、大きな流れとなりつつある市場の細分化やマスパーソナライゼーション化の流れに効率的に対応できる事業体制の構築が必要になっている。このような背景のもと、CANでは脳情報を活用し、脳特性をモデル化することによって、様々な感性価値の評価、探索、予測に資するAIの研究開発に取り組んでいるとのことだ。

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