Acer、3DメガネやVRゴーグル無しで立体コンテンツがディスプレイの前に浮かんで見える技術を発表
2021/5/28
Acerは2021年5月27日に、SpatialLabs(スぺイシャルラボ)を発表した。
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また、Acerは3D制作プラットフォームであるUnreal Engine(アンリアル エンジン)の開発者を募集する、「SpatialLabsデベロッパープログラム」も発表した。本プロジェクトに参加申し込みをし、選定されたデベロッパーは、クリエイター向けブランド ConceptD(コンセプトディー)のSpatialLabsプロトタイプノートPCを利用することができる。
■最先端の光学ソリューションとテクノロジー
これらを組み合わせることで、グラフィック処理技術が視聴者の左右の目に異なる画像を表示し、コンテンツが画面の前に浮いて見える立体的な3D効果を作り出すことができるという。またリアルタイムレンダリング技術により、クリエイターはSpatialLabsが提供するアプリケーション「SpatialLabs Experience Center」を通じて3Dモデルの操作や、作成したものをその場でリアルタイムにレビューすることが可能になる。デザインワークフローを向上し、プロジェクトを効率的かつ効果的にインタラクティブで没入感のある立体的な3Dで表示することができるとのことだ。
■画面に浮かび上がる作品
また作品を1:1の比率で、立体3Dで見ることができるため、3Dデザインがオリジナルのコンセプトデザインと一致しているかどうか、問題があるかどうかを確認するプロセスが格段にスピードアップする。例えば、プロダクトデザイナーはSpatialLabs Model Viewerを使用して、作成中のアイテムがどのように見えるかを把握してから、効率的に印刷やツール化する作業に移ることができる。さらに、作成したモデルのハイダイナミックレンジイメージ(HDRI)背景を変更する機能により、自然でリアルな環境でモデルを表示できる。これにより、マネージャーやチームメンバーはプロジェクトの各段階でより明確なフィードバックをクライアントに提供することができ、クライアントもまたアイテムを簡単に視覚化して、期待に沿ったものであるかどうかを確認することができる。