東京メトロと博報堂は、2015年から7年間にわたり、東京の街や店の魅力を伝える東京メトロの企業広告「Find my Tokyo.」のコミュニケーション制作に共同で取り組んできた。この制作を通じて培った知見と資産を起点に、新型コロナウイルスの影響で困難な状況に追い込まれている沿線の飲食店や小売店を支援し、外出を自粛する生活者に新たな体験を提供することを目指して、今回のサービスを企画・開発したとのことだ。東京の街や店と生活者の新しい関係性を構築できる、ECサービスとして事業検証する。
ECサイト「Find my Tokyo.BOX!」では、「Find my Tokyo.」で過去に紹介した店舗の「商品」と、その商品をより楽しむための動画コンテンツの視聴という「体験」をセットにして販売する。秘伝のレシピやアレンジ方法、店主が語るその街の魅力など、自宅で商品を体験する時間とシンクロした動画コンテンツを通じて、自宅での新しい東京の魅力の体験、“発見のある時間”を生活者に提供する。サイトは6月23日から9月中旬までの期間限定で開設し、期間中の利用者や参加事業者からのニーズ、販売結果を踏まえ、今後本格的なECサービスとしての展開を目指して、取扱商品を増やすなど規模を拡大した事業検証を進めていく予定だという。
ECの運営は、博報堂グループの日本トータルテレマーケティング株式会社が、システムの構築からフルフィルメントまでを一括して担う。博報堂グループの連携力を発揮し、新規顧客獲得から顧客育成までを一気通貫で推進するとのことだ。