ウェアラブルデバイス「Fitbit」のデータを分析し「社員のストレス状態」を見える化する取り組みが開始
2021/6/28
医療・製薬関連をはじめとする研究機関向けに、特にメンタル不調や精神疾患専用の医療データ分析SaaS「SelfBase(セルフベース)」を提供する株式会社テックドクターは、ウェアラブルデバイスであるFitbitから取得したデータを分析し、ストレスや睡眠に関するスコアを可視化する取り組みを開始したと発表した。また、本取り組みが社員の健康意識の向上と行動変容を促すことを確認し、外部の企業でも活用可能なフォーマットを作成・公開した。
Contents
■本取り組みの目的
■本取り組みの概要
2.社内検証では被験者15名をランキング形式で比較を行い毎週ランキングの変動を見ながら自分の健康意識の向上を図った
3.5月より各曜日ごとに同じランキングを毎週出しそれぞれを毎日「面白い/役立つ/わかりやすい」の3項目をそれぞれ5点満点で採点
■検証概要
【期間】2021年4月1日~現在継続中
【内容】
ウェアラブルデバイスfitbitより取得したデータを用いて数値の可視化
可視化されたものを参加者が3つの観点から評価の実施し見やすいデザインの発見
【データ】
運動データ:歩数/消費カロリー/各種運動時間
睡眠データ:睡眠時間/入眠・起床時間/各種睡眠ステージ割合/睡眠効率
脈拍データ:安静時心拍数(脈拍から推測)/時間ごとの脈拍数 / 独自に算出した指数等
■ 「ストレス状態の見える化」検証結果
(ストレスフリー度とは相対的な副交感神経の優位度合い。数値が高くなるほどストレスなく過ごすことができていることを表しており、低いほどストレスが高い状態であることを示す。)
■行動変容の事例
・朝に脈拍数を高めるとその日1日負荷がかかってしまうので朝に行っていたランニングを夕方にした
・寝る時間をそろえることで睡眠時間のばらつきを無くすことを意識した
・意識的にミーティングとミーティングの間を開けて連続したミーティングを避けた
今回紹介したストレスフリー度以外にも様々なランキングやFitbitアプリに表示されているデータを見ながら自分の習慣を見直してランキングを向上させることに成功したと考えられるという。
また、取り組みを行ったチーム内では、睡眠や運動などに関して意見がかわされ、互いにアドバイスをするなどコミュニケーションにおける健康に関しての話題も増え、健康意識の高まりが確認できたとのことだ。