トレーサビリティに着目したシステム開発者向けクラウドドキュメントサービス「TRACERY」がオープンβリリース
2021/6/28
株式会社ビープラウドは、トレーサビリティに着目したシステム開発者向けクラウドドキュメントサービス「TRACERY(トレーサリー)」をオープンβリリースしたと発表した。オープンβ期間中、正式公開予定のすべての機能を無料で利用できる。
Contents
■TRACERY(トレーサリー)の特徴
・情報をたどれる
文書・図・データベース・用語など、分断されがちな情報を手軽につなぐ。
バックリンク機能:そのドキュメントがどこから共有リンクを貼られているかが一覧化され、相互リンクを手動設定する手間を省ける。
・チームがつながる
誰がいつ情報を追加し、ドキュメントのどの部分に言及しているのかが分かり、情報伝達のミスを減らす。
編集履歴機能:詳細からは編集差分も確認できる。誰がいつ情報を追加したかを確認して、着実に作業できる。
コメント機能:図・ページをピンポイントに指し示してコメントできるので、情報伝達のミスを減らす。
・設計に集中
システム開発特有のツールを選ぶ手間なくプロジェクトを始め、より生産的な作業に集中できる。
納品データのエクスポート・SQLのインポート機能により、引き継ぎや納品等、プロジェクトの節目をスムーズにする。
■TRACERY(トレーサリー)開発の背景
システム開発は、開発者がユーザーと「システムに必要なもの」=要件について、認識合わせを行うところから始まる。事業→業務→システム→ソフトウェアという4つの層で、一貫性を考慮しながら要件をブレークダウンする。このブレークダウンの流れと、コードを書き、テストする工程は、英語の「V」に似た形のV字モデルで簡潔に表せる。
・トレーサビリティについて
ビープラウドは、日々の開発業務でGitHub, Redmine, Googleドキュメントなど複数のツールを組み合わせ、
開発チームのトレーサビリティを確保する手法を全社的に試行錯誤してきた。しかし、複数のツールを手動でつないでトレーサビリティを確保することは、常に担当者の手間が伴う。このような手間を改善するため、ビープラウドは、トレーサビリティを手軽に確保できるドキュメントサービス「TRACERY(トレーサリー)」を開発したとのことだ。