スターフライヤー、客室乗務員・グランドスタッフ・バックオフィスの情報連携にチームコミュニケーションツール「Buddycom」を採用

株式会社サイエンスアーツと株式会社スターフライヤーは、サイエンスアーツが独自開発する未来型チームコミュニケーションBuddycom(バディコム)を、スターフライヤーの客室乗務員、グランドスタッフ、バックオフィス間の情報連携ツールとして採用したと発表した。客室乗務員によるBuddycomの活用は日本の航空業界初であり、スターフライヤーでは今後、空港間コミュニケーションも視野に入っているという。

スターフライヤーがこれまで利用していた無線機は、ランニングコストが高く、利用できるエリアに制限があった。また、音声のみの通信であったため、口頭や紙での情報伝達をしなければならない状況もあり、タイムリーな情報伝達や、判断に時間を要してしまうという課題があったという。

そこでスターフライヤーでは、業務ツールをスマートフォン1台にまとめ、持ち運ぶ端末を減らすために、音声アプリの選定を進め、「安定した音声での通信」「チャットによるメッセージの送信と音声による自動読み上げ」「通話履歴の再生機能」「Push to Talkが可能なイヤホンがある」 等の理由から、Buddycomの導入に至ったとのことだ。
出典元:プレスリリース
今回スターフライヤーが導入した「Buddycom」は、携帯電話回線やWi-Fi(無線LAN)のデータ通信を利用して、スマートフォンやタブレットなどのデバイスをトランシーバーや無線機のように使用できるチームコミュニケーションサービス。Buddycomを使用開始したことにより、写真や文字でも情報伝達をすることが出来るようになったため、係員の移動時間や、判断までにかかる時間が削減されたという。また、Buddycomは客室乗務員と地上係員が持つスマートフォンが別の機種でも利用出来ることから利便性の幅を広げることができ、さらにはその他の業務ツールもスマートフォン化したことで、2台持ちが解消され、1台当たり数千円のコスト削減にもつながっているとのことだ。

スターフライヤーでは、機内で利用者を迎える準備が整った時点で、地上係員へその旨の報告をスムーズに行う。また、航空機が到着後、忘れ物の情報や、搭乗開始のタイミングを客室乗務員から地上係員へBuddycomを使ってリアルタイムに情報連携している。これにより、案内や問い合わせ対応等、顧客サービスの向上にもつながっているという。利用中の現場からは「聞き逃しても発信元に聞き直す必要がなく、係員のタイミングで何度でも確認できる」、「報告書を作成する際も、係員同士の会話の確認が後から出来るので、作成時間の短縮に繋がっている」との声もあがっているとのことだ。

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