AI音声合成プラットフォーム「CoeFont CLOUD」が先行リリースを開始

株式会社Yellstonは、AI音声合成プラットフォーム、「CoeFont CLOUD」の先行リリースを開始すると発表した。

■CoeFont CLOUDとは

「CoeFont CLOUD」はAI音声合成プラットフォーム。CoeFontとは、「声」を、手軽かつ表現力豊かな、「フォント」のようにする、というコンセプトの音声合成だ。

従来では、声を再現する音声合成を作成するのに50万円・10時間以上の収録を必要としていたという。だが、本サービスでは、500円・15分の収録で、自然な発声のできる、CoeFont(AI音声合成)を作成できる。作成したCoeFontは、CoeFont CLOUD上で公開することができる。他のユーザーのCoeFontを利用して、音声合成も可能だ。作成したCoeFontが利用されるたびに、CoeFontの作成者に収益として還元される。

既に気象予報士の森田正光氏を始めとし、プロフィギュアスケーターの鈴木明子氏など多数著名人のCoeFontを作成したという。

■CoeFontCLOUDの特徴

<1. 自然な音声合成>
独自のAI技術での”文脈に応じた” アクセントの予測、そしてDeep Learningにより自然な音声合成を可能にした。CoeFont STUDIOリリース以降も研究を続け、音声合成の自然さ、精度は向上しているという。

<2. 使用環境を問わない手軽さ>
Web上で利用できるため、どのパソコンでも利用可能だ。またアクセントの編集なども全てWeb上で行うことができる。ソフトのインストールや初期設定なく、すぐに利用可能。
出典元:プレスリリース
<3. 簡単にCoeFontを作成>
最短15分・500円の収録でCoeFontを作成できる。収録が完了した数時間後にはCoeFontを利用することが可能だ。収録はパソコンのブラウザから簡単に行うことができる。作成したCoeFontは公開範囲を設定できる。公開範囲は自分だけが使えるようにする非公開、一般のCoeFont CLOUDのユーザーが使える公開、そして利用には申請を要求するなどから選択できる。アナウンサーや声優によるCoeFontの作成だけでなく、声帯切除予定の癌患者が手術前にCoeFontを作成し、切除後もCoeFontで会話するなどの利用も既にされているとのことだ。
出典元:プレスリリース
<4. CoeFontを収益化>
作成したCoeFontを他のユーザーに公開が可能。自分のCoeFontが使われることで収益を得ることができる。

<5. さまざまなCoeFontを利用できる>
「CoeFontを探す」からアナウンサー、スポーツ選手、イケボなどさまざまな声を探すことができる。
出典元:プレスリリース
<6. 幅広い用途>
CoeFont CLOUDはWeb上でアクセント調整やスピード調整まで全ての機能を利用することができる。作成した音声はオーディオブックや動画のナレーションなどさまざまな用途で利用できる。

<7. API>
APIを提供。スマホアプリやコメントの読み上げなど、今まで以上に自由な利用が可能になった。

<8. 不正利用対策>
所有するCoefontは公開範囲を設定可能。公開する場合でも、他のユーザーの利用には申請を要求することが可能だ。また、卑猥な用語、放送禁止用語は生成できなくなっている。

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