学校と保護者の連絡手段をデジタル化する「スクリレ」、広告主のSDGs貢献にも繋がる「ポイント広告サービス」を開始

一般社団法人教育活動振興協会(SAPA)は、2021年7月1日より、理想科学工業株式会社が開発・提供する「スクリレ」のアプリ内にて、新たなポイント広告サービスの利用申込受付を開始。それに伴い、10月から広告を出稿する企業の募集も開始すると発表した。

出典元:プレスリリース

■広告出稿が学校の財源確保に。ひいては持続可能な開発目標(SDGs)に貢献

スクリレは、学校と保護者間のお便りや、出欠・検温・アンケートなどの連絡をデジタル化するスマホアプリ。新サービス「スクリレポイント」では、アプリ内にバナー広告が出稿でき、保護者がクリックした数によって発生する広告費の25%がポイントとして学校・PTAに還元される仕組みだ。貯まったポイントは、教育や事務などの備品と交換することができる。

・広告主のSDGs貢献にも繋がる広告配信
広告主は広告出稿により、財源不足に悩む学校の課題解決に貢献することができる。それにより、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」と、目標8「働きがいも経済成長も」で教員の働き方改革への貢献ができるという。また、教育事業の主な財源である国や地域自治体と民間企業が手を取り、公民共創で地方創生・地域活性を目指すことで目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」を実現させるとのことだ。

■新たな広告メディアとしての特長

1.保護者へ最適な広告配信が可能
スクリレアプリのユーザーは保護者のみ。インターネット広告特有のクッキーなどを用いたターゲティングも不要だ。またアプリ上の広告は、配信したいエリアや学校の選択も可能。細かなセグメントで訴求対象毎に広告配信ができる。

2.個人情報や端末情報を扱わない安心運用
スクリレアプリは利用に際して個人情報や端末情報を扱わず、広告掲載においても同様に運用する為、情報漏洩リスクやセキュリティの面でも非常に安心だという。

3.透明性と視認率の高いメディアで高いクリック率を実現
「学校からのお便りや連絡」をベースにした透明性と視認率の高いメディア。また、保護者にとっては広告閲覧が学校応援につながるというモチベーションがあるため、広告主は高いクリック率が期待できるとのことだ。

■スクリレポイントの実証実験結果(2020年度実施)

・実験概要
横浜市とつくば市で参加希望校に対して実施。
(内訳:小学校4校、中学校1校、小中一貫校4校 、合計家庭数:6,382)
実証実験は、実施先自治体の教育委員会および文部科学省に報告しながら進めたという。

・実験結果
各学校がおよそ2か月間で16,000円~46,000円相当のポイントを獲得し、非接触式電子体温計や図書、体育用具などの備品と交換した。

アプリ利用家庭数:5,392 (アプリ利用人数:8,645人)※2020年11月末時点
アプリ登録率  : 84% (最大値:97%)
ポイント獲得率 : 32% (最大値:44%) ※ポイント獲得可能な広告に対するクリック数

・保護者アンケートの結果
2020年10月実施:N=約2,500人
出典元:プレスリリース
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