NECネッツエスアイ、AIを活用した映像系サービスの導入を容易にする「映像AIプラットフォーム」を開発し「侵入監視サービス」を提供開始

NECネッツエスアイは、映像解析サービスに特化した「映像AIプラットフォーム」を開発し、その第一弾としてプラットフォームを活用した「侵入監視サービス」を提供開始すると発表した。

防犯カメラの普及に加え、映像解析を行う各種AIエンジンの登場に伴い、公共インフラや工場などの様々な場面でAIを用いた映像利活用が検討されている。従来、こうした映像利活用にあたっては、撮影するカメラの選定から実際に映像解析を行うアプリケーションの開発まで、一連のシステム構築が必要となり、運用開始までの時間や初期投資が課題となっていたという。

今回、同社が提供する「映像AIプラットフォーム」は、こうした課題を克服し、AIを用いた映像利活用サービスの導入に際しての顧客、サービス提供者双方の負担を軽減するもので、主な特長は以下の通りだ。

(1)  映像解析結果や画像データの蓄積、リアルタイム処理やバッチ処理など用途に応じた映像解析の映像系AI活用に必要とされる機能に特化したプラットフォームを構築。

(2)  Slackやboxといった各種クラウドサービス、既に顧客が保有しているサービスやシステムとの連携により、業務プロセスへの組み込みが容易。

(3)  従来は、車番検知や顔認証など異なるAIから得られるデータをそれぞれ個別のシステムで解析をする必要があったが、本プラットフォームを活用することで一元的なデータ処理が可能。
出典元:プレスリリース
今後、本プラットフォームを活用した侵入監視サービスだけではなく、防災、作業員管理など様々なサービス開発を進めるとともに、映像系サービスの提供を手掛けるパートナー企業との共創を進め、新規マーケットの開拓に取り組む。なお、同社は本サービスを含む映像解析関連で、2024年度に売上30億円を目指すとのことだ。

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