災害時に誰でもスマホで近くの災害弱者を助けられる「地域防災DXソリューション」がリリース

株式会社ブルー・オーシャン沖縄と株式会社バックムーンは、災害発生時にスマホさえあれば誰でも災害弱者を支援することができる地域防災DXソリューション「NearLink(以下、ニアリンク)」を共同開発し、2021年9月1日にリリースすると発表した。

■防災システムの課題

災害発生時に減災を図るには公助1割、共助2割、自助7割が必要と言われているという。しかし、現在の日本における防災システム予算のほとんどが公助に充てられており、共助や自助のシステム化はなかなか進んでいない。そこで同社は、地域の共助をシステムで強力に支援する「ニアリンク」を企画開発したとのことだ。

■テクノロジーで地域防災を大幅に強化・効率化するニアリンク

2016年にリリースした「グラスフォンfor防災」は、災害直下の状況において助けてほしい人、避難支援を求めている人を抽出する公助支援の機能までを有していた。一方、今回のニアリンクは災害発生状況下で「いま助けてほしい人」と「いま助けに動ける人」を実際につなぐことができる、共助のためのシステムとなっている。ニアリンクが導入された地域では、スマホさえあれば誰でも近くの災害弱者の支援を行うことができるようになる。

■自治体への導入も予定

2021年11月にはニアリンクを沖縄県内の自治体に導入し、実証事業としての稼働開始を予定しているという。

■ニアリンクの利用イメージ

①スマホでニアリンクにアクセス
出典元:プレスリリース
②近くにいる助けてほしい人が地図上に表示される
出典元:プレスリリース
③タップするとその人の詳細情報が表示される
出典元:プレスリリース
④現地に到着したら「支援を開始する」ボタンを押す
出典元:プレスリリース
⑤支援が終了したら「支援完了」ボタンを押す
出典元:プレスリリース

■支援状況は管理画面で確認可能

地域住民による災害弱者への支援状況は、ニアリンクの管理画面でひと目で把握することができる。
出典元:プレスリリース

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