ラクスル、ITデバイス&SaaSの統合管理クラウド「ジョーシス」をリリース

ラクスル株式会社は印刷・集客支援のプラットフォーム「ラクスル」、物流のプラットフォーム「ハコベル」、広告のプラットフォーム「ノバセル」に続く新事業としてITデバイス&SaaSの統合管理クラウド「ジョーシス」を正式リリースしたと発表した。

新型コロナウイルス感染症の拡大以降、急速に広まったテレワークをはじめとした新しい働き方への対応や急増するSaaSの導入などにより、企業のITインフラを管理する情報システム部門(以下、コーポレートIT)の業務は年々負担を増している。新事業の「ジョーシス」は、従業員・ITデバイスの管理・デバイス購入からキッティング・入退社に伴うSaaSアカウント管理・日々のヘルプデスク対応までを自動化する機能を提供し、コーポレートITの業務負荷を軽減する。

ラクスルが強みとする調達・オペレーション力を活用し、コーポレートITのアナログな支援業務の自動化を実現。SaaS/EC/BPOと複数のサービスを通じてそれらを提供し、コーポレートIT領域の「不」を解決することを目指すとのことだ。

■リリースの背景

新型コロナウイルス感染症の拡大以降、コーポレートITの業務範囲は大きく拡大し、その負荷は増大している。背景として、急速に広まったテレワークで各従業員が自宅でデバイスを利用することが増えたことや企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進によって導入されるSaaS数やアプリケーションが増加したことなどがあげられるという。

同社は「コーポレートIT」の分野において、高い離職率や業務の属人化、それらに伴う外注依存が進む中で、人手不足や該当部門のタスク肥大によるITデバイスの管理不全とセキュリティリスクの増大が社会問題化していることに着目。また、同社自身も2020年に新型コロナウィルス感染症に関連してコスト見直しを行った際、この分野の外注依存と費用の高さに強い課題感を抱いたことから、本プロダクトの開発に至ったとのことだ。

今回リリースするITデバイス&SaaSの統合管理クラウド「ジョーシス」では、コーポレートITのアナログ業務を自動化し、業務効率改善・管理コスト削減・セキュリティレベル向上を実現する。これらが実現されることによって、該当部門は本来注力すべき「情報システム全体の戦略デザイン」といった企業のDXに関する未来を描く仕事に集中する環境をつくり、多くの企業が抱えるIT課題解決を後押しするとのことだ。

■サービスの特長

1)台帳管理機能で各従業員ごとにデバイス・SaaSの利用状況を一元管理
人事系SaaSと連携したクラウド従業員アカウントを管理できる。API未対応アプリやオンプレソフトウェアも一元管理でき、アカウント管理だけでなく、契約体系や料金も管理可能だ。
出典元:プレスリリース
2)ジョーシオンラインストアで、デバイス購入~キッティング依頼が可能
企業内で利用するITデバイスを業界最安値クラスで購入できるオンラインストア機能がある。オンラインストアで購入したデバイスについては、キッティング後の納品・ジョーシス倉庫での保管も可能。また、外部で購入したデバイスについても同社倉庫に送付することで、キッティングだけのアウトソーシングも承っている。
出典元:プレスリリース
3)SaaSアカウント管理
「ジョーシス」上で一元的にさまざまなSaaSのアカウント管理が可能だ。アカウント発行・権限/プラン設定~アカウント削除・停止までをジョーシス上でワンクリックで対応できるほか、従業員台帳と連携してSaaSの利用状況を把握することが可能。SaaS利用状況を可視化することで、不要なコストの削減もできる。
出典元:プレスリリース

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