医療健康情報を含むコンテンツの専門医への確認・コメント取得をオンラインで完結できる「メディコレWEB」が提供開始

株式会社メディコレは専門医による医療健康情報安心化サービス「メディコレWEB」のサービス提供を開始したと発表した。

本サービスでは、メディア記事やPR文書など医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認作業を行い、問題がないコンテンツに対して「第三者の立場の専門医が問題ないと確認した」ことを認証するマークを付与する。さらにオプションで専門医のコメントも取得することができる。これまで担当者が1件ずつ行っていた医師への確認作業をオンライン化・自動化することで安心できるコンテンツ制作のDXを実現するとのことだ。

■​「メディコレWEB」開発の背景

インターネットの普及により人々が接する情報量が爆発的に増加した現在、フェイク情報などの不確実な情報が社会問題化している。中でも医療健康情報は、人生100年時代の到来や新型コロナウィルスの猛威などの影響で需要がさらに加速。しかし、99%の日本人が医学の知見を有していないため、情報の選別が特に難しい分野になっているのが現実だという。一刻も早く情報の受け手が安心して医療情報を取得できる仕組みを整えることが喫緊の課題となっているとのことだ。

一方でメディアやPR会社などの情報発信者は、医療健康情報を含むコンテンツを発信する際に、ほとんどの場合は医師による確認をとっている。この作業は1件ずつ手作業を行われており、人・時間のリソースを多く必要としているだけでなく、医師との人脈が限られるために専門医からの監修を受けることができないことも多々起きているのが現状だという。情報の適切な監修が行われなかったことで2016年には、ヘルスケアキュレーションプラットフォームで不正確な情報が多く掲載されたことが社会問題化し、類似サービスがほぼ全て閉鎖する事態にまで発展した。また今年3月には、民間ネット事業者で作るセーファーインターネット協会が、総務省の有識者会議にネットニュースなどのファクトチェック団体の設立を求める内容を提言した。まさに、医療健康情報を始めとする“信頼できる安全・安心な情報”を届けるための“インフラ整備”が社会的に求められているとのことだ。

■「メディコレWEB」について

同社ではこうした課題を解決するために、Web上で専門医がコンテンツに問題が無いか判定して認証マークを与えることで、コンテンツが流通する前の段階で“専門医のお墨付き”を得ることができるサービス「メディコレWEB」を開発した。メディア記事やPR文書、企業サイトのLP(ランディングページ)や顧客説明資料などのコンテンツなどを対象にしたWEBサービスとして、2021年9月3日からベータ版の提供を開始する。
出典元:プレスリリース
「メディコレWEB」では、医療健康情報を含むコンテンツが一般の人が接して「問題ある」か「問題ない」かを、第三者の立場の専門医が3項目で厳正に判定し、基準を全てクリアしたコンテンツに対して「第三者の専門医が問題がないと確認した」ことを認証するマークを付与する。さらにオプションでコンテンツに掲載可能な専門医のコメントも獲得することができる。

■「メディコレWEB」を利用するメリット

(1)専門医による確認作業における人・時間のコストを最小化
従来の医師校閲作業では、担当者が1件ずつ手作業で①医師の選定②依頼内容の説明③医師の確認作業④回答という4プロセスを踏んでいた。「メディコレWEB」では①確認依頼②専門医の監修③回答という3プロセスで行うことが可能になる上、全てシステム上で行うことで時間・人のコストを大幅に減らすことが可能だ。

(2)認証マークによる安心の可視化
認証マークの付与により、安心で信頼できる医療健康情報コンテンツであることを可視化することが可能だ。さらに、付与した認証マークが適正に利用されているかを検知するシステムも実装する予定だという。

(3)コンテンツの安心化と専門医のコメントによるSEO対策
専門医の実名コメントによりGoogleのE-A-T(同社が重要視する独自の3つのSEO評価基準)を満たし、SEO対策に効果が見込める。

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