リクルート、LiDARスキャナを活用した部屋の模様替えシミュレーションができるARアプリを一般公開
2021/9/22
株式会社リクルートは、自社内の研究開発組織「アドバンスドテクノロジーラボ(ATL)」から、最新機種のiPhone13Pro/ProMaxやiPhone12Pro/ProMax、iPadProに搭載のLiDARスキャナ(LiDARセンサーを利用した3Dスキャン機能)を活用した、部屋の模様替えAR(拡張現実)アプリを、2021年9月22日より一般公開すると発表した。
Contents
■開発・一般向け公開の背景
■アプリ概要
・アプリ名称:『AR Room Simulator』
・対応機種:iPhone13Pro/ProMax
iPhone12Pro/ProMax
iPadPro
・リリース日:2021年9月22日(水)
・提供場所:App Store
1) アプリを起動する
2) 室内にカメラを向ける
3) 室内の床や壁がくまなくスキャンできるようにカメラをゆっくりと動かす
4) サンプルの中から壁紙やフローリングなどの素材を選択する
5) 素材が入れ替わり、模様替えのシミュレーションが完了
ARによる以下のシミュレーション
・壁紙の変更(4種類)
・床材の変更(4種類)
・机、椅子の変更(各3種類)
壁紙や床材の貼り方が自然に見えるよう、方向の推定を行うことがポイントだったという。
・全体のスキャン結果をMesh化、オクルージョン用のマテリアルを設定
・ARKitでMeshに対しWall/Floorなどの属性を判別(カテゴリ判別は自動)、壁・床属性の位置に選択したデザインの専用Meshを配置
・平面認識は空間の上下関係を考慮していないためMeshの向きを修正
・床Meshの当たり判定を利用してモデルを配置
これらの工夫により、リアリティーをもって「部屋」と認識できる表現を可能にしたとのことだ。