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セイノーHDとTポイント・ジャパン、地域活性化・地域課題解決に貢献するため「Tポイント」を活用したラストワンマイルの取り組みを開始

セイノーホールディングス株式会社(以下、セイノーHD)と、株式会社Tポイント・ジャパンは、地域活性化や地域課題の解決に貢献していくことを目的に「Tポイント」を活用したラストワンマイルの取り組みを推進していくことで合意。その第一弾として、2021年10月1日より、セイノーHDの子会社である株式会社LOCCOが提供する置き配サービスでTポイントサービスを開始すると発表した。
2020年3月期 中期経営方針にて「Connecting our values~すべてはお客様の繁栄のために~」を標榜するセイノーHDは、社会インフラとしての環境・産業・生活への貢献、効率化、質の向上につながるオープン・パブリック・プラットフォーム(以下、O.P.P.)の構築を重要視し、物流のDX(デジタル・トランスフォーメーション)化による生産・在庫・配送の最適化、自動化、無人化によりスマートサプライチェーンを実現させることをグループの全体戦略として、ラストワンマイル領域においては、生活様式の変化や構造変化に対応すると共に、買い物弱者対策、貧困家庭対策等の社会課題解決型ラストワンマイルO.P.P.の構築を積極的に推進・拡大している。

Tポイント・ジャパンは、さまざまな業種を横断する共通した一つのIDとしてTカードを位置づけ、TポイントやTマネー、公共施設や公共交通機関で使える機能、キャラクターやアーティストとのコラボレーション、応援・支援につながる機能など進化を遂げながら、現在では日本全国7,000万人が毎日の暮らしの中で利用している。また、7,000万人のT会員や5,500社のTポイントアライアンス企業、Tカードがもたらす約50億件の購買データなどを活用して、地域が抱える社会課題の解決や地域共生につながる取り組みを実施し、「人と社会をつなぐT」として新たな価値創造を目指しているという。

今回、地域課題の解決や地域貢献に対する両社の想いが一致し、今後、以下の取り組みに向けた協議を進め、「Tポイント」を日本のさまざまな地域の活性化や課題解決につなげていくものとして活用するとのことだ。

1. セイノーHD子会社の株式会社LOCCOと共に配送に関わる社会課題解決のための「置き配」推奨として「置き配」サービスを利用し、Tポイント利用手続きを行った顧客へTポイント付与
2. セイノーHD子会社の株式会社LOCCOと共に多様な働き方を支援するために「ギグワーカー制度」の導入とギグワーカーへの謝礼としてのTポイント付与
3. セイノーHD子会社のココネット株式会社と共にラストワンマイル領域の買い物弱者への支援としてTポイントを活用
出典元:プレスリリース
セイノーHDとTポイント・ジャパンの取り組み第一弾として、LOCCOが提供する置き配サービスでTポイントサービスを開始する。Tポイントを利用する人は、LOCCOの置き配サービスを導入する対象のECサイトで買い物の際に、配送方法で「置き配」を選択し商品を受け取ると、1個の配送につきTポイントを10ポイント貯めることができる。貯まったTポイントは全国のTポイント提携店舗やインターネットサービスで1ポイント=1円分として利用できる。

今回の取り組みを通じて、全国7,000万人のT会員に向けて、社会課題となっている再配達を減らし、配送員の負担軽減にもつながる選択肢の一つとして「置き配」を提供する。今後は、さまざまなECサイトへLOCCO置き配サービスの導入を広げていくことで、更なる「置き配」の推進を図るとのことだ。

■LOCCO置き配サービスでのTポイントサービス概要

サービス開始日:2021年10月1日(金)
対象サイト:LOCCOの置き配サービスを導入する対象のECサイト
Tポイント付与:対象のECサイトでの買い物でLOCCO「置き配」を選択すると、1個の配送につきTポイント10ポイントを付与。

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