メディアドゥ、電子書籍をVR空間で楽しむことができるVR電子書籍ビューア「XRマンガ」をリリース

株式会社メディアドゥは、VR電子書籍ビューア「XRマンガ」を開発し、電子書店への供給を開始したと発表した。また、「XRマンガ」供給先の第一弾としてVRデバイス「Oculus Quest」「Oculus Quest 2」対応アプリ「コミなびVR」の提供を開始した。「コミなびVR」は自社運営電子書店「コミなび」提供の電子コミックのうち、約8万点をVR空間で楽しむことができる。

■「XRマンガ」について

「XRマンガ」は、「バーチャルリアリティ又は拡張現実読書システム、書籍及び画像の3次元表示制御プログラム、ならびに、情報処理方法」として特許出願中の読書システムだ。これまでスマートフォンやタブレットの小さなディスプレイで読んでいた電子書籍がその領域から開放され、VRの没入感を生かした「ビーチリゾート」「森林」「学校校舎」「宇宙」などのリアルな背景をバックに、大画面かつ見開きで閲覧できるようになる。通常1ページずつ表示するスマートフォンなどと比較して、より臨場感ある読書体験が楽しめる。本の拡大・縮小ができるほか、本を実際に手に持つ必要がないため、寝転びながらでも手や腕が疲れることはないという。ハンドトラッキングによるフリーハンド操作機能、自動ページめくり機能など、利便性に富んだシステムとなっているとのことだ。

■アプリ「コミなびVR」の機能について

アプリでは「コミなび」サイトとID連携され、購入した書籍が「XRマンガ」によりVR内の本棚に再現される。「コミなびVR」は下の画像の手順で作品を読むことが可能だ。
出典元:プレスリリース

■「XRマンガ」のグラフィック表現

最新のゲーム開発に用いられる「Unity」のみならず、グラフィック・クオリティを重視した空間表現力に優れる「Unreal Engine」、そして特許出願中の独自開発技術を駆使し、グローバルコンテンツでのデザイン・クオリティに高い実績のあるアートディレクターが美術監修を務めているという。これにより、一般的なVRでは見られない実写のような街並み、木々などの豊かな情景が広がるVR空間での読書体験を提供することが可能となり、さらに物語へ没入できることも大きな魅力とのことだ。

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