さらに、10月7日より12月31日までの期間中、「メルカリShops」のすべての出店者を対象に販売手数料を無料とする。初期費用・利用料がかからない「メルカリShops」において、販売手数料も無料とすることで、クリエイター・生産者・小規模事業者の事業機会の創出を支援し、いまだ8.08%に留まる日本のEC化を推進する。
「メルカリShops」は、「かんたんで、売れる」をコンセプトに、スマホ1つでネットショップを開設し、ショップ運営者が商品を直接販売することができる、Eコマースプラットフォームだ。「メルカリ」に出品するのと同様の簡単な操作で、誰でも「メルカリ」アプリ内にネットショップを持つことができ、独自の集客なしで「メルカリ」の月間2,000万人超の利用者に届けることが可能だ。
7月28日より、先行出店の申込みを行った事業者に限定した形でプレオープン(試験提供開始)し、以降、農家・漁師、まちの飲食店、地方特産品、ハンドメイド、アパレル、雑貨など、さまざまなクリエイター・生産者・小規模事業者が出店・販売を開始した。出店者からは「出店・販売がメルカリの延長で簡単だった」、「直接お客さまからの反響、感想があって嬉しかった」といった声があったという。なお、プレオープン期間中に先行出店に申し込みをした事業者のうち57%がEC初出店となっており、「メルカリShops」を機にECを始めた人が数多くいるほか、なかにはEC初出店で1ヶ月に1,000万円以上売り上げた事業者もいるなど、「メルカリ」ならではの「簡単」で「売れる」マーケットプレイスを実現しているとのことだ。
「メルカリShops」は、これまで先行登録者に限定していた出店をすべての事業者に開放し、本格的にサービスを開始する。「メルカリShops」ホームページや「メルカリ」アプリ内から出店の申込みをすると、誰でも登録・出店が可能になる。さらに、配送料金が全国一律で匿名配送が可能なメルカリ独自の配送サービス「らくらくメルカリ便」にも対応したほか、フォローしたお店が出品すると通知が届くフォロー機能を利用できる。このほか、新たに酒類の販売が可能になるなど取り扱い可能な商品の幅も順次拡大する。また、本格提供開始後も、送り状の一括発行やクール便での発送対応など、事業者向けの「メルカリ便」サービスの拡充や、お店のカスタムWebページの作成、PCによる出品管理など、ネットショップの運営をより簡単に、売れやすくするさまざまな機能も順次追加予定とのことだ。
ソウゾウは、デジタル庁が推進する2021年10月10日・11日の「デジタルの日」に合わせ、10月7日より10月13日までの期間中、東京・渋谷センター街周辺の空き店舗シャッター4か所に、「メルカリShops」出店者の実店舗を再現した“3D店舗”(屋外広告)をオープン。今回「デジタルの日」に合わせて本取り組みを実施することにより、日本のさらなるEC化・デジタル化に向けた啓発を行うとともに、デジタル庁が掲げる「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」の後押しをしていきたい考えだという。