「建設テックカオスマップ2021年版」が公開

株式会社FIRSTは建設業界の事業者・技能労働者の課題を解決する計133のサービスをまとめた「建設テックカオスマップ2021年版」を公開した。

■カオスマップ公開の背景

建設業界は日本で2番目に巨大な市場であることから注目を集めているが、多くの不定形業務と労働集約型産業のレガシー、ITリテラシー不足などの影響で参入障壁が高い事からIT化が思うように進んでいないという。そのため市場を寡占するサービスがあるとは言えない中、担い手不足による生産性低下、コロナ禍におけるテレワーク・遠隔臨場など、ワークスタイルのシフトに伴い企業のIT化に拍車がかかっている中で、ここ数年、新サービスが次々に登場、多くのサービスが業界のトップランナーを目指して巨額の資金到達を行うなど、業界の盛り上がりを見せているとのことだ。

一方で、建設テックに関わる企業やサービスが増えていく中で、ユーザーが課題に沿った適切なサービスを選択しにくい状況も生まれつつあるという。そのような状況に対応するため、建設テック関連サービスを調査し、ユーザーが一目で各々のサービスの特徴、そしてフォーカスしている課題領域をカバーしているのかを可視化すべく、「建設テック(国内)カオスマップ2021年版」としてまとめたとのことだ。

カオスマップは業務・臨場管理支援、施工・維持管理(工程、安全・衛生、品質)の2つの視点から25のカテゴリーに分類。様々な視点やテクノロジーによって業界の課題解決を行うサービスを紹介。様々な立場で建設業界が抱える課題の解決を行いたいという人にとって、市場の状況理解、知識やサービスの共有、利用、協業、発想の転換に活用されることで1つでも多くの課題解決に繋がり、建築産業の成長と再生に貢献することを期待しているとのことだ。
出典元:プレスリリース

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