人の「見た目の肌の透明感」を客観的に解析・評価し「数値化」する手法が開発
2021/11/5
肌の画像解析を専門とするフランスのNewtone Technologiese社は、化粧品・医薬部外品の評価を行うDRC株式会社と皮膚科学に特化した技術コンサルティングを提供する株式会社CIELと共同で、人の「見た目の肌の透明感」を客観的に解析・評価し「数値化」する手法を開発したと発表した。
「肌透明感」とは、日本化粧品工業連合会によると“皮膚がくもりなく透き通ったように見える状態”と定義されている。これまで透明感は、日本の消費者が最も関心の高い肌特徴であり、化粧品の効果として期待されているものの、客観的な評価法はいずれも複数の計測機器を用いて局所的な肌状態を評価する方法しかなく、一般消費者が感覚的に捉えている見た目の透明感を数値化する方法がなかったという。
今回、Newtone Technologiese社が開発した画像取得・診断システム「Colorface」で取得した250名以上の女性の顔全体の画像から1100項目以上のパラメータを抽出し、DRC社の熟練技術者の目視による透明感の評価値と高精度で一致する透明感スコアを算出するアルゴリズムの構築に成功。これにより、熟練技術者や複数の計測機器を必要とせず、顔全体の見た目の透明感を数値化することが可能になったとのことだ。
■提供サービス内容
内容:透明感スコア
・肌の色の均一性、シミ、頬部の色み、ゴルゴ線付近の色、顔の凸部の艶、顔全体の色を解析し、肌の透明感を解析し、ビジュアル化を行う。
被験者数:20名~
解析に必要な画像取得回数:2-3回
効果測定期間:8週間程度を想定
サービス提供:DRC株式会社