AIがにおい分野での官能評価を実現するto B向けサービス「官能評価AI」の提供を開始

株式会社レボーン(以下、REVORN)は、今まで専門性の高い人材にしかなしえなかったにおいに関連する官能評価をAI技術で実現するToB向け新サービス「官能評価AI」の提供を開始すると発表した。

従来、品質管理において、人の感覚を利用したモノの特性を把握する方法として専門性の高い人材によって「官能評価」が行われてきた。官能評価は、製品開発や製造における様々なシーンで活用されている一方で、企業では優秀な人材の確保・育成や評価員の体調などに左右されない、一定の品質を有する製品を安定的に供給することが課題としてあげられているという。なかでも、においの分野においては、人間の嗅覚メカニズムに未解明な部分が多く残ることを受け、評価の科学的な再現が難しく、専門性の高い人材の登用が必要不可欠な分野となっているとのことだ。そんな中、REVORNではAIを活用することで、人によって行われるにおい分野での官能評価の科学的な再現に挑戦し、より効率的で効果的な官能評価を実現し、ひいては、におい業界全体の躍進を目指すという。
出典元:プレスリリース

■「官能評価AI」のメカニズム

対象となる製品のにおいデータとそれらの人による官能評価を紐づけた形でAIに学習させることで、初回の設定以降はAIによる官能評価が可能となる。

初回設定方法:
出典元:プレスリリース
適応が可能な業種は多岐にわたり、食品や飲料に加え、日用品、化粧品やコスメティックなどでの展開を想定しており、品質管理の分野だけではなく、新たなマーケティング手法としての活用も目指すとのことだ。

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