■工場見学のアップデートに取り組む背景
現在、世界的にもESGの取り組みが活発になっている。2019年には、ESG債の発行額が初めて1兆円を突破し、国内では、幅広い業種において、ESG投資を意識する企業が増えている。そしてESG投資を行う前提となるのがSDGsだ。それに伴い、次世代育成のための学ぶ場であり、企業価値と地域価値を高めることができる工場見学の重要性が注目されているという。ワントゥーテンは、DXによる競争力が求められている製造業において、強みであるIT技術を活用し、新しい工場見学へアップデートをすることで、企業のロイヤリティを向上させる手助けをするとのことだ。
ワンストップでの体験提供フロー
ストーリー設計・動線設計・空間ディレクション・オペレーション設計・運用時のフォローアップまで
■「クノール」スープ工場見学コースの主なコンテンツ
工場見学の初めに来場者が体験するのは、工場見学の目的理解のための『ミッションムービー』だ。本ムービーでは「クノール」素材研究所の「スイートモロコシ所長」と助手の「モロコシックス」が登場し、「美味しいスープを作っている素材の秘密をみんなで探るんだ!」というミッションの元、来場者を「クノール」素材研究員に任命。体験全体の動機付けを行い、一つのストーリーで包む。
「目指せ!コーンレンジャー」
最も美味しい収穫タイミングを見極める、コーンの番人「コーンレンジャー」になれる、擬似体験ゲームコンテンツ。伸びて、最も美味しいタイミングになったスーパースイートコーンを、力を合わせて、専用スティックでタッチして収穫する。美味しいスープの素材となるスーパースイートコーンは、「コーンレンジャー」の手によって、しっかり管理されていることを、体験を通して理解する。
「コーン畑で甘さの秘密を探れ」
エレベーターを降りて、コーンを潜り抜けると、一面のコーン畑。湾曲した壁面には、スーパースイートコーンからパウダーに仕上がるまでの「素材のこだわり」を伝える映像を投影し、立体的な音響を組み合わせることで、直感的に楽しめる没入型空間を作り出す。
「スープの素のひみつ」
造粒機の中に組み込まれたディスプレイに、スープの素を作るのに欠かせない素材を表示。手元のハンドルを回しながら、溶けやすいスープの素が出来上がるまでを、楽しみながら体験することができる。
「バーチャルパスタキャッチ」
「スープDELI」の製造工程を擬似体験できるインタラクティブコンテンツ。「クノール素材研究員」は、レーンに見立てたタッチディスプレイ上を実際の速度で流れていく、さまざまな形のパスタの中から、タッチで正確なパスタを見つけ出す。体験を通して、人の手で安定品質が保たれていることを、楽しみながら知ることができる。
「ぴったりスープ診断」
簡単な質問に答え、今まで気づかなかった、自分にぴったりのスープを見つけるスープ診断体験。気分に合わせて、いくつかの質問に答えると、オススメのスープを教えてくれる。
その他、各コンテンツを彩るグラフィック
世界のスープ絵巻
体験持ち帰り スペシャルサイト「クノール」 WEBスープファクトリー
体験後、全員が持ち帰るリーフレットにQRコードを掲載。そこから楽しめるスペシャルサイトを用意することで、工場見学での体験を、家に持ち帰っても楽しめる体験へと拡張。サイトでは「ぴったりスープ診断」や「スイートモロコシ所長AR」、オリジナルカップスープBOXが作れる「スープボックスMaker」が楽しめる。
これら以外にも、全22コンテンツの体験を楽しむことができる。