AIを活用した言語解析で感情を可視化する「感情ダッシュボード」が提供開始

オンラインカウンセリングアプリ「Unlace(アンレース)」を開発・運営する株式会社Unlace(アンレース)は、2021年12月20日からサービス利用者・カウンセラー間のメッセージ内容を人工知能(AI)で解析することにより”心理状態や感情の可視化”ができるサービス「感情分析ダッシュボード」の提供を開始したと発表した。Unlaceを利用していない人でも自身のSNS(Twitter)と連携することで、本機能を利用できる。

■開発背景

近年、スポーツ選手や芸能人が自身のメンタル不調を公表するなど、自身のメンタルヘルスについての発信を目にする機会が増えている。しかし、まだ日本ではネガティブな感情について発信しづらい空気があるという。辛いと感じている事を誰かに話したいと思ったとしても、今の自分を語る上で悩んだ過去について話す必要があったとしても、その空気が自分のことを表現する幅を狭めてしまうとのことだ。人間が幸福を感じるのは、ポジティブな感情とネガティブな感情の比が2.9対1のバランスという心理学の研究結果があり、幸福のためにネガティブな感情も必要なことが明らかになっているという。ところが現在は自身のメンタルヘルスを測る術はなく、自分の心理状態や感情に気づくことは容易ではないとのことだ。
出典元:プレスリリース
Unlaceは感情を可視化する手段として感情ダッシュボードを提供することで、無意識に蓋をしている感情も含めた自分らしさを理解し、自由に発信・表現することをサポートするとのことだ。

<サービス機能詳細>
・人工知能(AI)によりカウンセリングで使われたメッセージを解析
・Twitter連携によりTwitterに投稿した内容も解析可能
・ポジティブ、ネガティブの割合や10個の感情の変遷をグラフ化

■メンタルヘルスケアで必要とされる自己理解

メンタルヘルスケアの領域では、当事者が自身の心の状態を客観的に判断する分かりやすい基準がない事から、大きな変化に気付きにくいという難点があるという。そのためUnlaceではカウンセリングを検討する際、一つの基準として誰でも利用できる「不安尺度診断」を提供している。今回の感情ダッシュボードは、実際にカウンセリングを利用している期間に活用することで、心理状態や感情の変化を把握できるようにしているとのことだ。

■2021年をふり返る、Twitter連携の感情分析サービス

また2021年の振り返りとして多くの人が感情分析を体験できるように、Twitter連携のみで感情分析ができる会員登録不要のサービスの提供も開始した。
出典元:プレスリリース

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