金沢大学附属高等学校、生徒の「地域貢献力」等をAIで可視化する評価ツールを導入

Institution for a Global Society 株式会社(以下、IGS)は、石川県初の事例として、金沢大学附属高等学校が、地域貢献力や課題解決力などの「学力以外の資質・能力」を可視化する、評価ツール「Ai GROW」を導入決定したと発表した。

出典元:プレスリリース
「Ai GROW」とは、学力と異なり、テストで評価が難しいとされる「学力以外の資質・能力(思考力、判断力、表現力等)」を可視化する評価ツールだ。能力を生徒同士で評価し、評価の偏りや忖度をAIで補正することで、公正な評価を実現。国内外で200校以上の学校が導入しているという。

金沢大学附属高等学校は、イノベーティブなグローバル人材育成を目的とする文部科学省の事業「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)」の、北陸唯一の拠点校。本導入は、地域課題解決などのWWL独自の教育に関する効果検証を目的としているとのことだ。

なお、WWL拠点校22校※のうち、Ai GROWの導入校は5校目となる。※2021年度時点

■「Ai GROW」採用経緯

金沢大学附属高等学校は、文部科学省のWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業における、北陸唯一のカリキュラム開発拠点校であり、「持続可能な世界を実現し、Society5.0を牽引するグローバル・リーダーの育成」を掲げるという。

WWLの特徴に「地域課題解決」をテーマにしたカリキュラムがあり、金沢大学附属高等学校では、「地域活性化プロジェクト」の1つとして「竪町 Art Spiral」において、金沢21世紀美術館や竪町商店街との協力を得て、「かなざわ未来芸術祭」のオンラインでの開催の在り方を探究するなど、地域の企業や行政と協力しながら生徒が地域課題解決に取り組んでいる。

これらの教育効果を可視化するため、学力では可視化できない力である「地域貢献力」や「課題解決力」を定量化する評価ツール「Ai GROW」が、石川県で初めて導入決定したとのことだ。「Ai GROW」は生徒同士で互いの能力を評価する360度評価ツールであり、生徒同士の評価の忖度や偏りはAI(人工知能)が補正することで、公正な評価を実現しているという。第1回目の受検日は1月21日を予定しており、今後定期的に受検することで、生徒の能力の成長を測ることができるとのことだ。
出典元:プレスリリース

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