NEC、ローカル5Gのサービスメニューに「セキュリティサービス」などを追加

NECは、NEC Smart Connectivityのローカル5Gサービスメニューに、「セキュリティサービス」メニューを追加。さらに、システムの運用監視や保守をサポートする「マネージドサービス」メニューの対象機器にファイアウォールを追加し、提供を開始すると発表した。

これにより、セキュリティ対策を含めたローカル5Gの企画から導入、運用までをトータルで提供し、顧客の安全・安心なローカル5Gシステムの運用をサポートする。
出典元:プレスリリース

■背景

ローカル5Gは、企業や自治体等が地域や個別のニーズに応じて柔軟に構築することが可能な5Gネットワークだ。ローカル5Gは柔軟な構築が可能である一方、セキュリティを確保する責任がネットワークを構築した利用者(企業や自治体等)にあるため、セキュリティ対策を利用者自身で行う必要がある。このことから、ローカル5Gのさらなる普及のためには、システムを構築、運用する知見やノウハウとともに、安全・安心を担保するサイバーセキュリティ対策の知見やノウハウも大きな鍵となっているとのことだ。

■新たに追加したサービスと機器

1. セキュリティ要件定義コンサルティング
ローカル5Gシステムを対象にしたセキュリティの要件定義サービス。これから構築するシステムだけでなく、導入済みのシステムに対してもセキュリティ脅威や対策優先度などを分析した要件定義書作成を支援する。これにより、顧客が利用するローカル5Gシステムのセキュリティ脅威を明らかにし、必要なセキュリティ対策を明確にする。

2. セキュリティアーキテクチャ設計支援
ローカル5Gのセキュリティ要件定義が完了済み、およびシステムを導入済みの顧客向けに、セキュリティアーキテクチャの設計を支援するサービス。要件定義を元にした具体的なセキュリティ対策、製品選定、セキュリティ基本設計書作成を支援する。これにより、顧客が利用するローカル5Gシステムのセキュリティ対策の強化が可能だ。

3.「マネージドサービス」へのファイアウォールの追加
従来より提供している「運用サービス」、「機器サブスクサービス」にファイアウォールを追加した。これにより外部または内部からの意図しない通信や攻撃を遮断することで、顧客の運用監視・保守のセキュリティ対策強化を支援する。

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