凸版印刷、店舗・施設向けに「コンテンツ読み放題アプリ」を開発
2022/1/25
凸版印刷株式会社は、2015年より、雑誌やコミックなどをスマートフォンなどのブラウザ上で読むことができる法人向けコンテンツ配信事業「店舗・施設向け読み放題サービス」を展開している。今回、病院や宿泊施設、カーディーラーなどの店舗・施設(以下、店舗等)の来店者・利用者向けに、読み放題サービスのアプリ版である「読み放題プレイス」を開発、2022年1月より提供を開始したと発表した。
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さらに今回同時リリースした「ソフトウェア開発キット」を使うことで、各店舗等が提供する来店者等に向けたアプリに読み放題機能を組み込むことができるようになり、店舗等にとっては顧客サービスの一本化と強化にも繋がるとのことだ。
■開発の背景
凸版印刷が2015年にサービスを開始した「店舗・施設向け読み放題サービス」は、来店者等が保有するスマートフォンなどで本の読み放題を可能とするものだが、サービス導入時に店舗側での必須条件となっていた固定IPアドレスの設定は、店舗等によっては導入の障壁となるケースが増えていたという。
凸版印刷はこの課題に対し、より多くの店舗等でのサービス導入を促進するため、固定IPアドレスを必要としない、新たな認証方法に対応した「店舗・施設向け読み放題サービス」のアプリ版「読み放題プレイス」を開発したとのことだ。
■「読み放題プレイス」アプリの特長
アプリ版では、Wi-Fi環境が用意されている店舗等なら、読み放題サービスを導入することが可能となった。
② 来店者等が自身の端末でサービスを利用できるので衛生的
店舗等にWi-Fiが導入されていれば、来店者等は自身の端末でQRコードを読み取ることで簡単にアプリを利用できるため、紙の本や共用端末に触る衛生面での不安が払拭される。また、店舗等の運営者にとっては、こまめに本や共用端末を消毒する煩わしさから解放される。
③ 「来店者向けアプリ」への組み込みによる顧客接点の増加
店舗等が発行するポイントカードや店舗等の情報を発信する来店者向けアプリへ本サービスを組み込むためのソフトウェア開発キットを同時にリリース。これにより、既に導入済の来店者向けアプリに「読み放題プレイス」の機能組み込みが可能となり、店舗等にとっては来店者等に向けたアプリの利用促進が図れ、顧客接点の増加が期待できる。
④ 閲覧できるジャンルやサービスの利用時間設定が可能
「店舗・施設向け読み放題サービス」が提供する4ジャンル(「雑誌」「コミック」「るるぶ」「絵本」)の4ジャンルから自由な組み合わせで導入ができるので、来店者等の属性や店舗等の特性に合わせた読み放題サービスの選択が可能だ。また、特定時間帯のみのサービス開放や、一定時間経過後の閲覧停止など、サービス提供時間のコントロールができるなど、店舗等の事情に合わせた運用が可能となる。