NECネッツエスアイ、大容量データの格納ができる「クラウドオブジェクトストレージサービス Wasabi」の提供を開始

昨今、デジタル化が進みWeb会議やIoTを活用していくなかで動画、画像、音声利用が爆発的に増え、大容量のデータを格納する場所の確保が求められている。オンプレミス型ストレージの場合、ストレージの容量が不足すると新たにハードウェアの設置等を行う必要があり、多くの手間と費用がかかる。一方、クラウドストレージは、自社でハードウェアの設置や保守をする必要が無く、簡単に容量を増やすことが出来るというメリットがあり大容量データの格納先として注目されている。「Wasabi」は、クラウドストレージの利用料金のみというシンプルな料金体系を採用することで、顧客のクラウドストレージ導入を容易にするとのことだ。

NECネッツエスアイは、今後も同社が展開する防犯カメラ関連のソリューション、法人向けモバイルネットワークサービス「ネッツワイヤレス」、データセンター関連のサービスなどを「Wasabi」と組み合わせ、顧客に価値あるクラウドストレージサービスを提供する。なお、「Wasabi」を活用したサービスの第一弾として、「Wasabi」とデータセンターS-iDCを閉域網で繋ぎ、「Wasabi」をバックアップアップストレージとして活用するBaaS（Backup as a Service）のリリースを予定しているという。このサービスは、大容量のデータをシンプルな料金体系で格納できる「Wasabi」のメリットをいかし、バックアップデータを長期間、安全に格納するものだ。

（１）提供価格
100TB　月額83,000円（税込91,300円）

（２）サービス内容
「クラウドオブジェクトストレージサービス Wasabi」の提供
保守サポートの提供

（３）  特長
①圧倒的なコストパフォーマンス
・データ転送やAPI連携に追加費用が発生せず、競合製品と比べて数分の一の費用で利用できる。
・最新テクノロジー×Wasabiの技術力で高速なデータ書き込み／読出しを可能とする。

②Amazon S3と互換性
・AWS S3のすべてのAPIを組み込み開発されており、AWS S3互換性のあるアプリケーション、プラットフォームの動作を可能とする。

③データ保存の堅牢性
・Wasabiデータセンタ間の冗長、セキュリティ性の確保などにより、Amazon S3 Standardと同じ99.999999999%（イレブンナイン）のオブジェクト耐久性を提供する。