OMO店舗でブランドを支援するAIストア「FUTURE FOOD 2022」が期間限定でオープンへ

bestat株式会社は、OMO店舗(オフラインとオンラインを融合する)を期間限定で提供するAIストア「FUTURE FOOD 2022」を2022年3月2日から4月3日の期間限定でCOREDO室町3・3階にオープンすると発表した。今回の店舗は、昨年11月の期間限定出店に続くOMO店舗第2弾になる。

フードテック食品は、地球環境に対する意識や健康意識の高まりから、昨今最も注目されるフードトレンドだという。単なる環境配慮というだけでなく、新たな食の選択肢として、通常の食品と変わらないかそれ以上の「美味しさ」も備えている食品と言えるとのことだ。一方で、「興味はあるけれど詳しくは知らない」、「食べたことが無い」という消費者も多く、消費者と食品メーカーが相互理解を深めることで、まだまだ成長が期待できる分野でもある。

この課題解決のため、AIストアでは以下のように利用企業を支援する。
・店舗の可視化により、オフライン店舗での来店者の行動を理解
・行動理解に基づき、オフライン/オンライン両方の売上向上/LTV向上につなげるPDCAを仮説構築から一気通貫で支援
・PDCAの一部は、AIストア内のディスプレイやスピーカーで最適化

来店者には新しい食品との出会いを楽しむため、試食の提供と共に、テクノロジーを活かしたAIストアでしかできない新しい購買体験を提供するとのことだ。

■RaaS業界における同社AIストアの位置付け

コロナ禍の生活習慣の変化に後押しされ、オンラインショッピング市場は著しく成長を続けている。その一方で、オフライン店舗の収益は、食品スーパー等一部の業態を除き、国内外どこも厳しい状況が続いている。感染終息への出口は見えてきているが、この生活習慣の変化は不可逆的で、今後も続くものと考えられている。

しかしながら、依然として多くの消費者が日用品以外の商品についても、オフライン店舗を購買の場として選んでいることも事実だ。オンラインショッピングという市場が成長し続けるからこそ、オフライン店舗はオンラインでは提供できない特化した役割が期待され、その存在が見直されつつある。例えば、以下のようなオフライン店舗の機能は、現在のオンライン店舗では実現できない。
・店舗の前を偶然通りがかった消費者とブランドが出会うことができる
・消費者が店舗の中で五感を使い、商品をストレス無く、世界観を理解し、選べる
・一緒に来店した人同士で、また店舗スタッフと、商品の魅力を共有できる

同社のAIストアの狙いは、このようなオフライン店舗ならではの価値を再定義し、強化することにあるという。出店ブランドのオフライン施策のPDCAをともに進め、オフライン店舗が現在抱える課題を一緒に超えて行くことを目指すとのことだ。

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