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楽天と西友、「楽天ポイント」を軸とするOMO戦略の新協業体制を本格展開へ

株式会社西友、楽天グループ株式会社(以下、楽天)、楽天ペイメント株式会社、楽天Edy株式会社および楽天カード株式会社は、西友が運営する「西友」「リヴィン」「サニー」全店舗において、「楽天ポイント」を軸にしたOMO(Online Merges with Offline)戦略の新たな協業体制(以下、本プログラム)を2022年4月より本格展開すると発表した。
西友店舗において、本プログラムを通じたデジタルマーケティングの強化を推進し、オンラインとオフライン(実店舗)の垣根なく、利用者がいつでもお得に便利で楽しく買い物ができる環境を整え、新規顧客層の獲得および既存顧客の活性化を図り、西友を日本を代表するOMOリテーラーにすることを目指すとのことだ。

具体的には、4月1日(金)より、「楽天カード」としてはスーパーマーケット業界との初めての取り組みとなる、クレジットカード機能付きオリジナルデザインカード「楽天カード 西友デザイン」を発行する。これにより、同カードに付帯する電子マネー「楽天Edy」も「西友」などの全店舗で利用が可能になる。4月26日(火)(予定)には現在の「楽天西友ネットスーパー」アプリに店舗でも使える機能を追加し「楽天西友アプリ」としてリリースする。同アプリにおいては「楽天西友ネットスーパー」と共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」、スマホ決済サービス「楽天ペイ(アプリ決済)」の各機能を統合的に提供し、ネットスーパーでも店舗でも使えるアプリに進化させる。また、同日4月26日(火)からは「楽天ポイントカード」が西友グループの全店舗で利用可能となる。

これにより、西友はすでに導入している「楽天ペイ(アプリ決済)」(2020年12月導入)と、今回導入される「楽天Edy」と「楽天ポイントカード」の活用も加えたデータ収集・分析の基盤を整えることとなり、オンラインとオフラインのデータを統合した、一貫性のあるパーソナライズされたコミュニケーション、プロモーションを利用者に提供できるようになる。

西友と楽天グループは、2018年10月より「楽天西友ネットスーパー」の協働運営を本格的に開始した。また、「西友」「リヴィン」「サニー」全店舗に「楽天ペイ(アプリ決済)」(2020年12月導入)や、来店でポイントがもらえる「楽天チェック」(2021年11月導入)、レシート画像を送付するとポイントがもらえる「Rakuten Pasha」(2019年4月導入)のサービスを導入し、オンラインとオフラインの垣根を越えるサービス提供において連携を深めてきた。今回、両社は本プログラムを本格展開することで、西友が日本で最大規模の「楽天ポイント」が使える・貯まるスーパーマーケットとなることを目指すとのことだ。

今回、本プログラム開始を記念して、4月26日(火)から5月8日(日)までの期間中、店頭で「楽天ポイントカード」を提示すると通常より5倍の「楽天ポイント」を進呈するキャンペーンを開催する。そのほか、「楽天カード」や「楽天Edy」の利用で「楽天ポイント」の進呈率がアップするキャンペーンも4月より順次実施予定だという。また、5月以降も「楽天ポイントカード」の提示で通常より2倍の「楽天ポイント」を進呈する「楽天ポイント2倍デー」を設けるなど、利用者が西友でお得に買い物ができる施策を継続的に行うとのことだ。
出典元:プレスリリース
・西友と楽天グループのプログラム
出典元:プレスリリース

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