「ハラスメント」に関する実態調査の結果が発表
2022/3/25
株式会社manebiは、従業員数30~300名の22〜29歳の会社員(一般社員・人事以外)105名を対象に、「ハラスメント」に関する実態調査を実施し、結果を発表した。
「Q1.テレワーク環境下において、上司とのコミュニケーションでストレスを抱えるようになったと思いますか。」(n=105)という質問には「かなりそう思う」が4.8%、「ややそう思う」が24.8%という回答となった。
Q1で「かなりそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「Q2.上司とのコミュニケーションでのストレスはテレワーク実施以前と比べて増えたと思いますか。」(n=31)と質問したところ、「かなり増加した」が12.9%、「やや増加した」が64.5%という回答となった。
Q1で「かなりそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「Q3.具体的にどのようなことへのストレスを抱えるようになりましたか。(複数回答)」(n=31)と質問したところ、「コミュニケーション数が減り、細かい確認を取ることができない」が74.2%、「仕事の指示がわかりにくい」が58.1%、「サボっていると思われるか不安」が29.0%という回答となった。
Q1で「かなりそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「Q4.具体的にどのようなことへのストレスを抱えるようになりましたか。(自由記述)」(n=31)と質問したところ、「上司に質問等がしづらい」や「確認待ちの時間が長い」などの回答があがった。
<自由記述・一部抜粋>
・確認待ちの時間が長い。
・上司に質問等がしづらい。
・電話が多い。
・小さな質問、取るに足りないぐらいの質問がしづらい。
・仕事の指示に対して自分の理解が合っているか確認したり、資料の下書き段階でレビューをもらったりするとき、文字のやりとりだと口頭より時間がかかってしまうこと。
・オンラインだと相手の状況がわからず気軽に聞けないし、わざわざチャットで文を打たなくてはいけないのがストレス。
・過半数が「テレワークの実施前も同じストレスを抱えていた」と回答
Q1で「かなりそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「Q5.あなたが感じるストレスはテレワークの実施前でも同じようなストレスは抱えていたと思いますか。」(n=31)と質問したところ、「かなりそう思う」が6.5%、「ややそう思う」が45.2%という回答となった。
「Q6.2022年4月から中小企業を対象に「改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)」が施行されるが、あなたの身のまわりでリモート下でのハラスメントは起きていると感じていますか。」(n=105)と質問したところ、「かなりそう思う」が1.0%、「ややそう感じる」が14.3%という回答となった。
Q6で「かなりそう感じる」「ややそう感じる」と回答した人に、「Q7.あなたの身のまわりで起きていると感じる、ハラスメントについて具体的に教えてください。(複数回答)」(n=16)という質問には、「クローズドな環境(オンラインでの1on1など)で厳しい叱責」が43.8%、「個人チャットでの業務時間外の連絡/業務依頼」が37.5%という回答となった。
Q6で「かなりそう感じる」「ややそう感じる」と回答した人に、「Q8.あなたの身のまわりで起きていると感じる、ハラスメントについて具体的に教えてください。(自由記述)」(n=16)と質問したところ、「過度な仕事量」や「リモートで一対一で叱責」などの回答があがった。
<自由記述・一部抜粋>
・過度な仕事量。
・仕事の成果が思わしくないと、リモートで一対一で叱責された。
・部下は家だとサボっているのではないかという疑いの目で見られがち。
・81.3%の会社員が、勤務先に対して「ハラスメントを防止するための社内教育体制」を希望
Q6で「かなりそう感じる」「ややそう感じる」と回答した人に、「Q9.あなたは今のお勤め先に対して、ハラスメントを防止するための社内教育体制を望みますか。」(n=16)と質問したところ、「かなり望んでいる」が12.6%、「やや望んでいる」が68.7%という回答となった。
Q9で「かなり望んでいる」「やや望んでいる」と回答した人に、「Q10.会社の体制としてどのようなことを望みますか。(自由記述)」(n=13)と質問したところ、「パワハラに関する研修」や「管理体制」などの回答を得ることができたという。
<自由記述・一部抜粋>
・パワハラに関する研修。
・管理体制。
・環境の変化が心地良い。
・上司などに対し、指導者として高圧的な態度などをせず物腰柔らかく接するよう徹底してほしい。