三井住友銀行、カーボンクレジット取引の決済プラットフォーム「Carbonplace」に参画

株式会社三井住友銀行は、カーボンクレジット取引の決済プラットフォーム「Carbonplace」に設立メンバーとして参画したと発表した。

本プラットフォームは、気候変動問題の解決の促進およびボランタリーカーボンクレジットの活用、市場拡大を目的として、複数のグローバル大手金融機関によって開発が進められており、2022年12月の稼働開始を目指している。扱われるカーボンクレジットは、国際的に認められた基準に基づき発行されたボランタリーカーボンクレジットで、本プラットフォームを通じ、クレジットの売り手と買い手は信頼性、透明性が確保された方法でカーボンクレジットを売買することが可能となる。

パリ協定の採択以降、グローバルにカーボンニュートラルに向けた動きが加速する中、企業によるGHG(Green House Gas)排出量削減の取組に加え、カーボンクレジットの活用に対する期待も高まっている。三井住友銀行は、国内外の顧客が、質の高いカーボンクレジットに簡単にアクセスする機会を提供するため、本プラットフォームに参画することとしたという。また、本件は株式会社三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)が2022年4月に公表した、サステナビリティ投資枠の第一号案件となる。

SMBCグループは、サステナビリティ関連のソリューションの提供、新たなサービス開発、およびノウハウ蓄積を目的として「SMBC Group GREEN Innovator」を展開している。三井住友銀行はボランタリーカーボンクレジットの市場拡大および品質の向上を目的に活動するTSVCMに参加すると共に、経済産業省が推進する「GXリーグ基本構想」にもいち早く賛同する等、カーボンクレジットの活用を重要な脱炭素化ソリューションの一つとして位置付けているとのことだ。

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