AIでオリジナル曲を生成する楽曲作成サービス「FIMMIGRM」がリリース

ヒットソングの特徴を大量に学習し、抽出された特徴にランダムなベクトルを加えることで、全く新しいさまざまなパターンのメロディやコード進行を生成することが可能だ。

いままでのAI作曲サービスは、厳密な意味での「作曲」ではなかったという。これらは、あくまでメロディのない「BGM」を生成・提供するものだった。「FIMMIGRM」は「作曲」AIとのことだ。生成されるメロディは、クリエイターが編集したり、ボーカリストが自身の歌を乗せることで、難しい作曲の知識なしに自分だけのオリジナル曲として自由に利用することが可能だ。動画クリエイターやインフルエンサーから、音楽業界のプロフェッショナルまで、オリジナル曲を生成したりインスピレーションにしたいすべてのクリエイターが利用できるプラットフォームだ。

「FIMMIGRM」では、気の利いた、精度の高い楽曲を、最低限の所作で生み出すことができる。AIを搭載していても、実際は編集ソフトやリズムマシーンでカスタムするような煩雑感はないという。利用方法は3パターンある。

1.GENERS（ジャンル）
FIMMIGRMで大量に自動生成された権利フリーな楽曲から選択できる。

2.​GENERATE（トラック生成）
ユーザーが作曲した曲を入力することで、新たな別の楽曲をリアルタイムでAIが生成する。

3.PRO-ARRANGED（プロアレンジ）
第一線で活躍するプロコンポーザーが、AIが作曲した楽曲をベースに、さらにプロのアレンジを加えた楽曲を選択できる。

1.大量の楽曲提案のなかから、自分の欲しいモノをスピーディに探すことができる。
2.キャッチーで高品質なアウトプット。提案されるトラックがハイクオリティで学びがある。
3.多様なトラックと多様な探し方があり、驚きと変化に満ちた出会いがあり深堀りしたくなる。
4.シンプルな操作性でありながら、アマチュア〜プロの創作活動にも役立つ。

「FIMMIGRM」のサービスローンチにあわせ、エンジェル投資家を中心とした累計8,000万円の資金調達を実行した。「FIMMIGRM」の開発費用、マーケティング費用及び人材採用を使途とする予定だという。また、今回のラウンドに続く、エクステンションラウンド（追加ラウンド）を実施予定とのことだ。