AIによる「印刷業界の国内市場規模」の予測が発表

株式会社xenodata lab.は、印刷業界の国内市場規模について、5年間の推移をAIにより自動で予測し、その結果を発表した。

■概況

・2022年時点での印刷業界の国内市場規模は2兆9,029億円
・今後5年間で9.4%縮小し2兆6,299億円に減少すると予測
・業界の持つ製品・サービスへの影響は、スマートコントラクト利用拡大による印刷需要減少、オンライン教育増加による教科書印刷需要減少が大きい
・業界の企業については、凸版印刷、大日本印刷、大阪シーリング印刷が比較的高い成長性と予測

パッケージ印刷の市場成長が予測されるも、商業印刷とその他の印刷、出版印刷の市場が縮小
出典元:プレスリリース
印刷業界の国内市場規模は、現在の2兆9,029億円から、今後5年間で9.4%縮小し2兆6,299億円になると予測。成長率を内訳別に見ると、パッケージ印刷(5.47%)の市場成長が予測されるも、商業印刷(-8.25%)とその他の印刷(-11.42%)、出版印刷(-3.48%)の縮小のため、全体として9.4%のマイナス成長と予測されている。また、時系列で見ると、5年後、3年後の縮小が比較的大きい。

プラス要因はライフスタイル、マイナス要因は環境問題・対策の影響が大きいと予測
出典元:プレスリリース
今後5年間で印刷業界に影響する市場環境の変化を8つのカテゴリーに分類すると、プラス要因としてはライフスタイル、一方マイナス要因としては環境問題・対策の影響が大きいと予測されている。プラス要因であるライフスタイルの具体的な要因は、女性社会進出促進や共働き世帯増加による弁当向けパッケージ印刷需要増加や健康志向拡大による栄養食品向けパッケージ印刷需要増加となっている。マイナス要因である環境問題・対策の具体的な要因は、ペーパーレス化進行や使い捨てプラスチック規制強化だ。

国内市場の主要プレイヤーは凸版印刷や大日本印刷、トッパン・フォームズ
出典元:プレスリリース
国内市場の主要プレイヤーとして、総合印刷会社である凸版印刷、大日本印刷、帳票類を主力とするトッパン・フォームズが上位にランクインした。

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