リクルート、東京大学「メタバース工学部」への支援を開始

株式会社リクルートは、2022年9月に開講される東京大学「メタバース工学部」のプラチナ法人会員、運営委員会の2022年度幹事企業となったと発表した。

「メタバース工学部サイト」の構築・制作ディレクション・運営サポートなど、情報発信や社会とのコミュニケーションを通じて、工学分野のダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(以下、DEI)推進に貢献するとのことだ。

■東京大学メタバース工学部について

東京大学「メタバース工学部」は、すべての人々が最新の情報や工学の実践的スキルを獲得して夢を実現できる社会の実現を目指し、デジタル技術を駆使した工学分野における教育の場として設立された。工学分野におけるダイバーシティ&インクルージョンを基本コンセプトとする新しい学びの場ならびに工学キャリアに関する情報提供を目指し、法人会員を募り、産学が緊密に連携して活動する予定とのことだ。

■支援の背景

リクルートは、1960年の創業以来、「個の尊重」を重要な価値観と位置づけ、多様な従業員一人ひとりの違いを大切にしてきたという。DEI実現の第一歩として、ジェンダーギャップを解消する取り組みを社内・社外で加速させている。また、日本の労働市場においてはDX人材の育成、DEIの更なる推進が求められるなか、人材・学びに関連する事業を長く展開してきたリクルートとして、学生時代からのキャリア形成等を支援していくことは重要な役割であると認識しているとのことだ。

東京大学「メタバース工学部」の設立背景にある「学びたい意欲を持つ全ての人に挑戦するための学びの場を提供したい」「工学分野におけるダイバーシティ&インクルージョンを目指す」という理念は、リクルートが目指す世界観「Follow Your Heart」と通底すると考え、今回、プラチナ法人会員の一員として、活動することとなったとのことだ。

■リクルートの活動内容

リクルートが事業展開する人材・学び領域における知見やIT・情報発信におけるノウハウを活かし、「メタバース工学部」の取り組みや工学分野の魅力、女性の工学キャリアの啓発につながる情報発信・コミュニケーション支援を中心に活動する予定だ。

・「メタバース工学部サイト」の構築・制作ディレクション・運営サポート
東京大学「メタバース工学部」が開設する予定の「メタバース工学部サイト」の構築・制作ディレクション支援をIT人材育成で実績のある同社アドバンスドテクノロジーラボ所長の竹迫良範氏が担当する。同サイトでは、進路を決定する前の中高生や、工学の知見を活かしたキャリア形成を考える工学部生を主な対象として、世の中に不足している工学キャリアに関する情報をまとめて発信する予定だ。工学への興味・関心を高めるコンテンツ開発を目指し、東京大学と共に検討を進めている。工学の面白さ・魅力や、ロールモデルが少ない女性工学キャリアの情報を伝えることで、工学分野におけるDEIの推進に貢献する。

・ボランティア学生(テックアンバサダー)の情報発信活動を支援するワークショップの実施
「テックアンバサダー」として、ボランティアで「メタバース工学部」の活動に参画している東京大学の学生が、工学分野の魅力を社会に発信する活動を支援している。第一弾として、テックアンバサダーが情報発信におけるコミュニケーションデザインを学ぶワークショップを8月5日(金)に実施した。第二弾のワークショップの実施も9月20日(火)に予定している。

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