同社は教育関連のコンテンツ制作を行なっており、紙媒体の書籍などの著作権処理の代行はもともと数多く行なってきたが、デジタル教育の加速と共にデジタルコンテンツの著作権処理の需要が増え、紙媒体に比べ複雑になりがちな背景からサービスのリリースを踏み切ったとのことだ。
GIGAスクール構想やコロナ禍での在宅勤務からデジタル教材やオンライン公開する教材の制作の需要が増えている。オンライン公開やデータ配布する教材は公開範囲などを含め、著作権処理が複雑になることが多いが、迅速に対応するという。申請フォームに沿って必要事項を打ち込むだけで簡単に見積もりが可能だ。
著作権処理申請を個人で行う場合、まず利用する著作物ごとに著作権者・出版社・各種権利団体など申請先を探す必要がある。申請後もそれぞれの許諾条件に対応し、著作物使用料を支払うことで著作権申請が完了する。著作権処理代行サービスでは複雑な申請フローの中の、著作物ごとに申請先を探し処理が完了するまでの一連の申請・処理を請け負う。
著作権処理代行サービスの利用者は、出版社を中心に書籍やデジタルコンテンツの制作をしたい一般企業・個人などが利用者となる。独自規定のフォーマットで入力し、著作権の利用許諾に関して同社独自のデータベースから確認を行い、著作権元である著者や出版社に確認を取り、「1件の処理に1日」と言われる著作権許諾を迅速に行うとのことだ。