太陽光発電部材のEC直販サービス「タイナビShopベータ版」が開始

株式会社グッドフェローズは、太陽光発電事業者向けに「パワーコンディショナー(以下、PCS)」・「遠隔監視システム」など太陽光発電部材のEC直販サービス「タイナビShopベータ版」を開始したと発表した。

本サービスの開始により、太陽光発電事業者はPCSの故障等のトラブル時に迅速かつ安価に代替品を購入する事ができ、発電事業の機会損失を最小化する事が可能となる。

■タイナビShopベータ版とは

同社がこれまで、「太陽光発電」販売店・EPC事業者向けに卸売販売してきた「PCS」「太陽光パネル」「遠隔監視システム」等太陽光発電部材の販売ノウハウ、そして同社の「仕入力」を活かした価格競争力を元に、直接、太陽光発電事業者が24時間365日、好きなときに必要な部材を必要なだけネットで注文できる太陽光発電部材のEC直販サービスだ。
出典元:プレスリリース

■現在の「太陽光発電市場」の市況と主な課題

2012年7月1日にスタートした「固定価格買取制度(FIT制度)」により太陽光発電の導入量は急拡大し、特に非住宅系の太陽光発電については、FIT開始前の約0.9GWに対し、2022年1月時点では約99.9GWの累積導入量に至ったという。太陽光発電所の設備数としては全国で44.7万件を超え、そのうちの9割以上が設備容量50kW未満の小規模な発電設備である低圧太陽光発電所となっているとのことだ。

このような市況の中で今後発電事業を継続していく「太陽光発電事業者」が抱える主な課題は以下の5点と言われているという。
① 「PCS」を新しいものに交換する必要がある。
② 「PCS」「遠隔監視システム」などのメーカー保証が10年で切れる。
③ 出力制御の新ルールにおいて、一部の設備に、遠隔で出力制御できるシステムの導入が義務化されたため、未設置の事業者はシステムを設置する義務がある。
④ 現在設置しているPCSが廃盤となり、どのPCSに交換して良いかわからない。
⑤ 太陽光発電所を購入した「販売施工企業」の撤退等によって①~④をどこに相談して良いかわからない。

EC直販サービス 「タイナビShop」は上の課題に対して、2009年の創業以来これまで培ってきた太陽光発電事業のノウハウを活かし、機器メーカー・同社運営メディア「タイナビシリーズ」会員・取引販売店・取引EPC事業者とのパートナーシップの元、太陽光発電事業者に向き合い、事業者の課題解決に取り組むとのことだ。

■「タイナビShop」取扱商財(一部抜粋/サービス開始当初)

「パワーコンディショナー(産業用)」
・OMRON製(単相)
KPVシリーズ
KPWシリーズ
・安川電機製(三相)
Enewell-SOL P2/P2Hシリーズ
・ダイヤゼブラ電機製(三相)
EneTelusシリーズ

「遠隔監視システム」
・NTTスマイルエナジー製
「エコめがね」シリーズ
・ラプラス・システム製
「L・eye太陽光発電パッケージ」シリーズ
「L・eye match回線シェアセット」シリーズ

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