東京都でCO2排出量の可視化を通じた自動車利用から公共バス利用への行動変容促進事業が開始

SWAT Mobility Japan株式会社は、自動車利用時と公共バス利用時のCO2排出量の可視化を通じた自動車利用から公共バス利用への行動変容を促進する東京都との協働事業を開始したと発表した。

■概要

「自動車利用の抑制」をテーマとした東京都主催のピッチイベント「UPGRADE with TOKYO」において、同社は、自家用車利用時と公共バス利用時のCO2排出量の可視化を行うことにより環境面から公共バスの利用促進並びに乗降データ分析と人流データ分析を通じた公共バスの運行改善を提案し、東京都との協働事業を開始することになったとのことだ。
出典元:プレスリリース
・現状の課題
東京都は、大気環境の改善及びゼロエミッション東京の実現に向け、自動車利用の抑制(自動車走行量の削減)を推進している。その方策の一つとして、広報等により自動車利用を抑制するメリット等を発信する「モビリティ・マネジメント」があるが、従来の手法は、実施規模が限られる、画一的で効果が見えにくい、等の課題があるという。このため、近年のデジタル技術を活用した新たな手法を用いることで、こうした課題を解決し、より効果的に自動車利用の抑制を図ることが望まれているとのことだ。
出典元:プレスリリース
町田市内を走行するコミュニティバス「まちっこ(相原ルート)」を対象に、2022年10月~2023年2月にかけて、自家用車利用時と公共路線バス利用時のCO2排出量を可視化し、町田市内にポスター掲出やデジタル広告等による情報発信を行うことで、自家用車を利用している住民の行動変容を促し、公共バスの利用を促進する。また、世界7ヵ国で100件以上の交通分析を行ってきた実績と独自の分析技術を用いて、公共バスの乗降データや人流データの可視化を行う分析ツールを活用し、CO2排出量削減の観点も踏まえ公共バスの運行改善を提案する。

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