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つくば市、ワクチンの数量をデジタルで管理するアプリケーション「つくば市新型コロナワクチン配送システム」を推進

株式会社ネオジャパンは、茨城県つくば市および物流会社・沼尻産業株式会社に対し2021年12月1日より、ワクチンの数量をデジタルで管理するアプリケーション「つくば市新型コロナワクチン配送システム」および「ワクチン数量管理票」を提供した。
同アプリケーションは11月末から医療機関への導入説明が始まり、1ヵ月で同市の106の医療機関の利用率が100%となったという。これによりワクチン配送の数量に関する集計作業や確認作業等によって発生していた事務作業が削減された。また、ワクチンの使用期限や残数が容易に確認できることで導入から現在までのワクチンの廃棄数ゼロを達成したとのことだ。
出典元:プレスリリース
本システム導入前は、つくば市が106の医療機関に対し2~3ヵ月に1度メールでワクチンの希望量調査を行っていた。一方で希望量の急な変更も多く発生し、変更を含めたワクチン配送量の確定の連絡を常に待つ状態だった。さらに、休暇中にも連絡を待つこともあったという。システム導入後は、配送確定日までに確定した配送量がシステム上に入力されるため連絡待ちの必要がなくなった。また、アナログな方法では配送量の集計・確認作業にも時間がかかっていたが、それらの作業がなくなった結果、事務作業量が大幅に削減されたとのことだ。

導入開始後3週間程度では医療機関の使用率は7割だったが、接種開始の2021年12月時点では接種を行う106の医療機関全てがシステムを導入した。医療機関ごとにデジタルサービスへの習熟度の差があったが、つくば市の担当者が戸別に訪問し説明を行い医療機関に対し導入を促した。また、つくば市とネオジャパンで医療機関が簡単に使えることを重視したという。両者協議のもと想定される医療機関特有の課題を洗い出し、簡易なシステムを構築したことで100%の利用率を達成したとのことだ。今回のシステムはネオジャパンがアプリケーションの作成代行をしている。今後は医療機関の課題に応じ、つくば市が自身でシステムのカスタマイズをし、改修を行う予定だ。
出典元:プレスリリース

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